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2013年02月10日
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ジョイス・ディドナートは素晴らしかったです。

ただやっぱ演出というか、この作品やるにあたっての基本コンセプトに、たぶんアメリカでウケるにはこうするんだなぁと、少し悲しく感じたのは事実。

幕間の総裁、演出、美術の対談では、明らかに「リアリズムの追求」と言っていました。
ドラマチックで見応えある舞台作りにはなったけど、ベルカントじゃないなぁと、かなり許容範囲広い私でも感じました。


リアリズム追求だから、エリザベッタもコララトゥーラ部分も歌えるスピント系なんですね。
南アフリカ出身の新人、エルザ・ヴァン・デン・ヒーヴァーは、この演出においてはぴったりの人選。これをチャンスにドラマティックの分野で伸びていくでしょう。


それと、指揮者へのインタビューはないから、音楽作りより舞台の見映えのほうが中心なんですね。

 

グルベローヴァやデヴィーアの、CDやDVDでしかこの作品観賞したことないのですけど、メゾのディドナートを、CDならともかく天下の大舞台のタイトルロールに持ってくること自体、かなりの独自性アピールですよね。


でも、思うことは、ネトレプコで聞かなくて良かったということです。

作品自体は見て、聞けてたいへん良かったと思います。手軽に見られるからこその辛口感想になりましたf^_^;)






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Last updated  2013年02月10日 17時16分52秒
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