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カテゴリ:ライブ 全般
本日は前半はサロン雰囲気の小粋な演奏。
朝一は、いかにもハイドンらしい、ひたすら明るいピアノ三重奏曲と、いかにもモーツァルトらしいオシャレで華やかなピアノ三重奏曲。 曲調に、遥か昔のソナチネ練習を思い出してしまいました(笑)
ハイドン:ピアノ三重奏曲第27番 ハ長調Hob.XV-27 モーツァルト:ピアノ三重奏曲第2番 ト長調K.496 トリオ・カレニーヌ
モーツァルトの子供時代から晩年へかけて、順に手紙を朗読して、そのイメージに合ったモーツァルト歌曲を天羽明惠さんが歌う、ユニークな企画。
262 モーツァルト: アンコール
フランスの音楽教育家ナディア・ブーランジェが指導したアメリカ人作曲家の企画。 ガーシュインのジャズと、コープランドのリズム&ブルースがよかった。 ルネ・マルタンが企画しなきゃたぶん聞く機会ない楽曲を体験できました。
ガーシュイン:3つの前奏曲 コープランド:4つのピアノ・ブルース
フィリップ・カサールでシューベルトの遺作ピアノ・ソナタを聞きました、いやぁすばらしかったです! 病に冒された死の間際の遺作なのに、なぜか後半行くほど明るい曲調になる。 でも希望の光には感じません。 第3楽章スケルツォから第4楽章の凄まじさ! 第3楽章スケルツォでいったん死の直前の覚醒を得ますが、第4楽章では、繰り返されるモチーフの明るさと合間の深刻さの交代が、死を目前ということを如実に感じます。 モチーフはやがて半音づつさがって弱くなり、最後の力を振り絞った蘇生後に力尽きる。 カサールの表現は大変知的で感情に流されないが、映像を見るようなイメージを感じる。強弱と緩急のバランス見事です。
よみうり大手町ホールという新しいホールも、音響効果よく、これから色々開催されて馴染むとかなりよくなりそうです。
284 シューベルト:ピアノ・ソナタ第21番 変ロ長調D960(遺作) アンコール ピアノ フィリップ・カサール
前奏曲24曲全曲を休みなしに一気に聞けるというのは、マニアックでふつうの演奏会だとなかなかないんですよね~ ヴァリエーションに富む曲を感情に流されることなく、しかし杓子定規ではなく、余韻聞かせながらの表情に魅入られました。
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Last updated
2014年05月04日 21時18分07秒
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