アリーナ姫を7人の男性がサポート。
しかも人気演目の見処満載で、それを若手スターが次々演じるという、まさにバレエのドリームプロジェクトでした。
オープニングは、5人の男性が黒上下のシンプルな装いで、アリーナが代わる代わる彼らを相手にしていて、ローズアダージョ前ふり見事!
本日特別プロの「本番」ローズアダージョは、王子たちはオープニングと同じ黒上下、アリーナはオーロラ姫の衣裳付けて、イレギュラーで最後に追加で3人のメンズ現れて求愛、とまさにプロジェクトのアリーナ姫を讃える盛り上がり企画でした。
二部の「レディオとジュリエット」のダンスはハウスかヒップホップみたい。
男性が次々に、EXILE張りに踊るのも斬新だった。
しかし、アリーナ・コジョカルって、いくつになっても10代の女の子みたいに踊るのは不思議。最後のトークイベントの素の彼女は、大人の女でしたから。
しかもチャーミングで品があるし。
そんな個性を生かした、面白いコンテンポラリーにも、今後期待です。
第1部 15:00~16:20
「オープニング」
振付:ペタル・ミラー=アッシュモール 音楽:アレクサンドル・グラズノフ
アリーナ・コジョカル、オヴィデュー・マテイ・ヤンク、ロベルト・エナシェ、堀内尚平、クリスティアン・プレダ、ルーカス・キャンベル
「パリの炎」
振付:ワシーリー・ワイノーネン 音楽:ボリス・アサフィエフ
ローレン・カスバートソン、ワディム・ムンタギロフ
「真夏の夜の夢」より"結婚式のパ・ド・ドゥ"
振付:ジョン・ノイマイヤー 音楽:フェリックス・メンデルスゾーン
アリーナ・コジョカル、ダヴィッド・チェンツェミエック
「白鳥の湖」より"黒鳥のパ・ド・ドゥ"
振付:マリウス・プティパ 音楽:ピョートル・I. チャイコフスキー
ヤーナ・サレンコ、スティーヴン・マックレー
「ノー・マンズ・ランド」より パ・ド・ドゥ
振付:リアム・スカーレット 音楽:フランツ・リスト
アリーナ・コジョカル、ヨハン・コボー
ピアノ演奏:高野直子
Co-production of English National Ballet and Queensland Ballet
「ドン・キホーテ」
振付:アレクセイ・ラトマンスキー(原振付:マリウス・プティパ) 音楽:レオン・ミンクス
ユルギータ・ドロニナ、イサック・エルナンデス
〈本日の特別プログラム〉「眠れる森の美女」より"ローズ・アダージオ"
振付:マリウス・プティパ 音楽:ピョートル・I. チャイコフスキー
アリーナ・コジョカル、ヨハン・コボー、ダヴィッド・チェンツェミエック、オヴィデュー・マテイ・ヤンク、ロベルト・エナシェ
第2部 16;40~17:35
「レディオとジュリエット」
振付:エドワード・クルグ 音楽:レディオヘッド
アリーナ・コジョカル、ダヴィッド・チェンツェミエック、ロベルト・エナシェ、堀内尚平、オヴィデュー・マテイ・ヤンク、クリスティアン・プレダ、ルーカス・キャ
ンベル
"Radio and Juliet" is a production of The National Opera House in Bucharest(Romania)
2014(平成26)年7月27日 ゆうぽうとホール