タランチュラ

　長文です。



前にもチラッとブログに書いたが、ママ友達の「関西弁ママ」がいる。

彼女は　8才年下の33才。

ゆりちゃん7才（花梨と同じクラス）と、竜太郎君3才の二児の母。


若いけど見た目は老けている。

頭は真っ白の白髪で、私と同じか、もしくはもうちょっと年上に見えるほどだ



奈良で生まれ奈良で育ち、家庭環境が最悪の中に育ち、途中から親がいなくなり

生活保護を受けながら　１人で高校へ行き、夜は働き　なんとか生きてきた。

苦労人だ。


高校を卒業後　大阪へ出て働き、旦那さんと知り合って結婚して、旦那の転勤で　埼玉に来て7年になるそうだ。




同じ「西出身同士」として、一緒にいて楽だし、楽しいし仲良くしていたが・・・・・

ここんとこ・・・・私の方が　彼女に対して引いている。




最初から「この人　不潔な感じがするな」と思っていたけど、

頭は白髪だし、肌の色も浅黒いから　そう見えるのかな？となるべく気にしないようにしていた。



ベージュのコートを着ていて、肩が汚れていたので

「小さい子がいると汚れる頻度は高いよね」と思いながら最初は気にしていなかったんだけど、

見る度に、その汚れは消えていかないし、ドンドン汚れが蓄積されていく。


「もしかして　洗濯してないのかな？」と思いながら見ていた。



歯も、いつも汚いし、歯に常に汚れなのか歯石なのか？すごく分厚い何かが乗っている。



家の中も凄く汚いらしい。




レーシックの手術の日に子供達を預かってもらったので、子供達は家にあがった事がある。

（私は未だに家に呼ばれた事がない）


子供達の話によると、すごく家の中が汚いらしく、今まで入った家の中で「1番だ」と言っていた。



壁やガラスにも落書きがしてあり、冷蔵庫やタンスにも子供達の落書きだらけで、

シールもベタベタ状態だそうだ。


ガラスに落書きって・・・・凄いよね


賃貸なのに、そんな使い方してるんだね・・・・。


でも、まぁ・・・・百歩譲って・・・・


性格は良いし、別に見た目だけで判断してはいけないし、

不潔かどうかって自分だけのモノサシで見ているのかもしれないし・・・・

となるべく気にしないようにしていた。



そして、ある程度仲良くなってから、

夜のゴールデンタイム（19時～21時）によく電話がかかってくるようになった。


小学校の質問があったり、私も質問したりしていたんだけど、そのうちウダウダ喋りが長くなってきて、

その時間は忙しいから私は切りたくてしょうがない。


で、彼女は毎晩晩酌するタイプなので、飲んでかけてくる事が多くなった。


「今、ちょっと忙しいから　またね」と切る事もしばしばあった。



そして


ある金曜日の午前中にうちに来る約束をしていて

前日の夜、お風呂に入っている最中に　3回着信履歴が入っていた。


私は「どうしたんだろ？緊急かな？子供でも病気になったかな？」と思っていたら、

４回目のコールが鳴ったので、風呂上がりでバタバタしていたが裸のまま取った。



そしたら「明日、金曜日の午前中は、友達を病院に連れて行ってから行くから、30分ぐらい遅刻する」と言う。


その後もグダグダ喋ろうとするから、カチンと来て


「そんな用事ならメールでいいから。これから電話は緊急の時にしてくれる？いつもこの時間は、夜9時までに子供達を寝かせたいから忙しいんだよね」とキツク言ってしまった。


彼女は「すんません」と言い切った。


あとあと、

私も「ちょっと大人げなかったかな？相手は私と喋りたいからかけてくれてるんだから、何もそんなに突き放さなくて良かったかな」と反省した。



それから、彼女からの夜のゴールデンタイムの電話はなくなったので、ホッとしている。


そして、また普通の友達として、学校で会ったり　バトンで会ったり問題なく付き合っていた。





先週、ゆりちゃんがインフルエンザでバトンを休んだ時に、バトンの振り付けが進み、

先生が振り付けの音楽をCDに録音した物を、生徒それぞれに「家で練習してね」渡してくれた。



「ゆりちゃん、休みだったから進んじゃった所がわかんないだろうから、教えてあげたい」と花梨が言う。


ならば、うちで一緒に練習すればいいじゃん！となって、昨日　うちに来て練習をした。



夕方4時半からうちに来て練習していて、私は夕飯の支度を手早く済ませ、

関西ママと私は飲み出した。



厳吉と竜太郎君も仲良く遊び、何気ない楽しい時間を過ごしていた。



子供達がお絵かきに夢中になって書いていたら、竜太郎君が、ボールペーンで壁にグルグルと大きく書いてしまった。




私は竜太郎君を落書きの壁の前へ引っ張ってきて、

「これ！なに！こんな所に書いちゃダメでしょ」ときつく叱った。



関西ママは横から来て「竜太郎！」と言って　ほっぺをバシバシ殴る。


「ねぇ、叩かなくていいから」と彼女の手を阻止した。



私は竜太郎君の手に消しゴムを握らせ、その上から一緒に支えて壁の落書きを消した。


ボールペンなので完璧には消えない。

関西ママは外へタバコを吸いに行った。



消しながら「竜太郎君、壁に書いちゃいけないよね？書いたらなんて言うのかな？」と聞くと

泣きながら「ママは書いていいと言う」と答える。



横からゆりちゃんが「うちは落書きしても怒られないよ」と言った時に、

そーだ！ここんちの壁は落書きだらけだと言う事を思い出した。



関西ママが外から戻ってきたので

「竜太郎君に謝るように促してるんだけど、ママは落書きしても怒らないって言ってるよ」と聞いたら

「いつも書いたらイカン言うてるやん！竜太郎！　イカン言うてるのに書いてるのはあんたやろ！！！！」とキツク息子にあたる。


「おまえが悪いんじゃーーー」と更に強く言う。


私はムカッときて


「竜太郎君は悪うないわっ！！　親の躾が悪いんじゃ！
3才にもなって壁に落書きしてエエのかイカンのか徹底的に教えてない親が悪い！！！

あんなぁ～、言うても子供が言う事きかんじゃなくて、言う事きかしてないだけやで、

ダメな事は徹底的に言わないかん。


ストーブやってそやろ？熱いから触ったイカンって教えるやろ？ストーブに柵をして防御するんじゃなくて、触ったら熱い事を教えて二度と触らんように教えるんが親やろ？

ほんなら、子供が言うこと聞かんからって何してもエエんか？」と

きつく言ってしまった。



関西ママは「すんません」と言い、トイレに暫く入って出て来なかった。



私と竜太郎君は消しゴムで消し続けた。

竜太郎君に「こういう時は何て言うのかな？」と聞いたら、小さい声で「ごめんなさい」と言った。



トイレで何をやってたのか知らないが、しばらく経ってから関西ママが出てきた。

私は普通の態度で過ごした。




竜太郎君に「あんたな、この家、出入り禁止になるでっ」と言っている。


その後もごちゃごちゃ息子に言うので

「あんなぁ～竜太郎君は悪くない言うてるやん。親が悪いって言うてるやん」と言ったが、

彼女はわかっていない。






彼女は、壁に落書きをした事を一言も　謝ってはくれない。

私なら親に謝るけどね。



子供が人んちの物を壊したり、取り返しのつかない所に落書きをして、謝罪の一言もないのが私は許せない。



別に弁償しろとは言わないが、「弁償します」と言う態度か言葉は見せて欲しい。



その態度ひとつで今後付き合っていけるかどうかが決まると思う。



昨夜は、ゆりちゃんがうちにお泊まりの約束をしていたので、泊って、午前中に関西ママが迎えにきた。




迎えにきた時に「昨日はごめんね」と言ってくれれば、もう考えるのはやめようと決めていたが、何も言わないので・・・・




私は　もう　付き合いを段々とフェードアウトしていこうと思っている。




だから、私は


率先して「子供の親とは仲良くしない」ようにしている。


仲良くしていると必ず　こういう躾の問題でトラブルが起きる。


トラブルが起きても、考え方が近い者同士だと分かりあえるが、そうでないと一生分かり合えない部分だ。



だから　ママ友達って面倒臭くて嫌だったんだ。




それと、もうひとつ

今まで7年間　子育てをしてきて、短い期間でわずかな子供しか見てないから、データー数は少ないが

「言うても言うことをきかん」と子供の責任にしている親は、子供のオムツ離れが遅い気がする。


竜太郎君も3才を過ぎてもまだオムツが取れなくて、母親の悩みの種らしいが、「オムツ、言うてもきかん」と言う。


オムツは「たまたまというケース」もあるけどさ、

別にオムツに限った事だけじゃなくて「全てにおいて　言うことを聞かん」と言う親は、だいたいがダメだ。