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カテゴリ:子供
以前、「働かざる者食うべからず運動」を我が家で行っていると、ブログに書いた(関連記事)
厳吉(5才)は、 宵越しの銭は持たぬ という職人気質で、「食いたくなったら働くから」と豪語し、その日暮らしの男だった。 が、彼に変化が見れられた。 ある日 「俺はリビングと廊下の床を拭くから50円欲しい」と交渉してきた。 交渉したきたのは初めてだ。 花梨が横から「お手伝いの値段はママが決めるから、アンタが決めちゃダメ」とチャチャを入れてきた。 私は「いいよ、いいよ。50円あげてもいい。 ただし、50円に見合った仕事ぶりを見せてもらわないとあげられない。 大人になってもそうだよ。 俺は50円分働いたから50円給料くださいなんて言ったってくれないよ。 社長さんはね、50円以上の仕事ぶりを見て、これなら50円あげてもいいかな?という気持ちになるんだよ。 だからね、ママから見て 60円か70円分の床拭きのお手伝いを確認しないとあげられないよ」 と言うと 厳吉は、頑張る がんばる 頑張る がんばる 結局 階段も拭いてくれて、綺麗になった。 なので50円くれてやった お手伝いは予め私が値段設定をしておいたが、今回 子供から交渉してきた事をキッカケに、成果主義も取り入れる事にした。 うわばき洗いは、汚れが落ちようと落ちまいと 50円だったんだけど、 汚れの落ち度が悪いと、30円とか値下げする事にした。 そしたら、まぁ 綺麗に洗うこと、洗うこと 真剣に洗うこと やれば出来るんじゃん!と思った でね、 彼は、折衝や成果主義が楽しくなってきたのか、前より よく働くようになった。 トイレ掃除もすすんでやる。 最初はね、親もいちいち教えるのが面倒くさいんだよ 一度では覚えないし、タワシを散らかしたり、カバーを外さなかったりとか・・・・。 掃除した後も、必ず私が確認して片付けたりしていたが、 何回もやると上手になってくる。 今はもう、親の確認要らずだ。 先日スーパーで、仮面ライダーのカードを買ってくれと言われた。 こういうカードだ。 こんな、くそくだらないカードが欲しいなんて意味がわからない。 これってゲーム機に入れて遊ぶんだよね? うちはゲームもなければ、外でこのカードが入るゲームがあるのかな? なんせ、使い方も知らないのに、カードだけ欲しがるんだよ だから私はこう言った。 「みんなで食べるお菓子ならいいが、それは アンタしか使わないから自分で買いなさい。 お手伝いで500円貯まったらご褒美というのはね、500円と、本物の100円とを交換してあげるという事なんだよ。 だから、お手伝いで500円貯めて、本物の100円と交換しなさい。そしたら自分で買えるでしょ?」 しばらくお手伝いの日々が続いて 花梨と一緒に嬉しそうに貯まったお金を数えている。 厳吉は、嬉しそうに「ママ!!!!500円貯まったよ。本物の100円と交換して!!!」 私「わぁ~!凄いね、厳吉 最近 頑張ってるよね。じゃぁ 交換しようか?」 厳吉「じゃ、スーパー行こうよ」 私「残念 あのカードは105円なんだよ。100円じゃ買えないよ」 厳吉「じゃ、この5円があるよ」 と、リリー家専用の偽物のお金を出す。 私「残念 それは本物じゃないからスーパーでは出せないよ」 厳吉「・・・・・・・・」 私「あのカードが105円という事は、お手伝いをまた500円分貯めて あらたに、もう100円の本物を稼いで200円にしないと買えないんだよ」 厳吉「・・・・・・・」 さすがに可哀そうになってきて、5円ぐらい出してやろうかと思ったが、 せっかく働く事に面白みを感じてきているので、 私「どうする?もう500円頑張ってみる?1000円になってから200円と交換してあのカード買う? それとも今、100円と交換して違うお菓子でも買ってみよっか?」と提案した。 100円と交換して違うお菓子を買う方を選択したら、スーパーでは「おまけね」と言って5円出してやるつもりだったが 厳吉は「1000円になってから200円に交換する」と言った。 彼は、あらたな目標に向かって働いている やっぱりね、 ダラダラと決めた事をやらせるより、 折衝の楽しさや、成果が見える事によってお金が違うとか 目標を持つというのは 大人になってからも通じることだよね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.04.27 14:22:38
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