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tartaros  ―タルタロス―

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2008.12.17
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カテゴリ:与太話
Hatenaの方でこんな記事を書いてみた。

反逆の狼煙は上がらざるか

Hatenaで書いた記事の続きを楽天ブログで行うというのも妙な話だが……ともかくも、以下、補足的なモノをほんの少し。





 若者の「反抗」「反逆」自体は決して途切れた訳ではないし、ネット上をメインにして今でも続いているが、かつての幕末の志士や学生運動に傾倒した人々との決定的な相違点に今更ながらに気が付いた。
「思想」性の有無である。
 かつての「反逆」する若者たちは、それぞれの時代を席巻した思想を心の拠り所としていたように思える。幕末志士は尊王攘夷や、あるいは開明的な思想。学生運動の参加者はマルクス主義というように。それらに共通しているのは、根底に存在する思想に基づき、自らの属する国家の未来像を朧気ながらも意識していたという点ではないだろうか。自らが拠って起つ思想に基づき、彼らは祖国が迎えるべき将来のヴィジョンを目差して活動していたのである。だから、その未来像・ヴィジョンの実現を妨げる「体制」側を厳しく批判し、時には過激な行動にすら走る事もあった。
 が、翻って現代のネット上の「反逆」を観察してみると(あくまで私観)、憂国の士を気取っているのかいないのか、ネットに無尽蔵に生きる「」は単に憎いから「体制」を叩いている場合が多いように思われる。確かに、「彼ら」が批判・叩きの対象としている相手は日本を腐らす不倶戴天の極悪人であるのかもしれない。けれども、彼らはそうした極悪人どもが完全に駆逐・放逐された祖国日本をいったいどうしたいのだろう?
 「体制」の在り方を変えるには「我が祖国かくあるべし」という明確な目標を掲げなければいけないはずである。で、あるにもかかわらず、ネット右翼と称される人々の多くはただ相手が憎いから、ムカつくから、日本をダメにするからという漠然とした理由“だけ”で、“何となく”批判している事があるのだ。(※)それも確かに結構なのだが、次の時代を造るのは――造っていかなければならないのは――我々若者なのである。それとも、国造りはエラい人たちや頭の良い一握りの連中に任せて、自分たちはただただ嫌な相手をブッ叩いてだけいられればいいとでも考えているのか。
 若者たちの「反逆」は確かに存続している。
 しかし、彼らの「反逆」という行為の根底の部分に国の未来像を描ける程の明確な思想を持たなかった場合、それはその辺の井戸端会議や酔っぱらったオヤジの愚痴と大した違いは得られない。本気で国の行く先を憂えるつもりであれば、「体制」側への批判により明確な根拠を与える確固とした思想と未来へのヴィジョンなるものが必要となるはずであろう。そうした具体性の存在しない状態で議論が繰り返されたとしても、所詮は楽しいお祭り騒ぎでしかない。宗教的な祭礼が時代の変化と共に楽しむためのイベントに変化していったように、思想を忘れた「体制」批判は形骸化した空っぽのハリボテ、張子の虎でしか有り得ない。
 単なる「叩き」「批判」しかできない人々が横行しているようでは、ネットにおける「反逆」は、世の中の大勢を変えてしまうような影響力は、まだまだ発揮できないに違いないと思う。






(※)……別に全ての人間がそうだと言っている訳ではない。祖国が目指すべき明確な未来像を思い描いて「反逆」する人々もまた、確かに存在するはずである。だが、時たまネット上で散見されるネトウヨの、2ちゃんを中心したオフなんかに参加した連中の実に楽しそうな顔をした画像の類を目にすると、「ああ、コノ人たちは叩いて楽しみたいだけなんだなあ」と思えて仕方が無いのもまた事実。



netouyo.jpg





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Last updated  2008.12.17 22:20:33
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