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カテゴリ:与太話
アニメ・ゲーム・漫画業界への就職 そういえば俺の親戚のとある女性が若い頃、漫画化を志して専門学校に通ってたって聞いたなあ。結局、地元に帰って来て普通に就職してたけど。 専門学校と言えば、某アニメ系専門学校の宣伝文句が「就職率120%」だという話はつとに有名か。この手の学校のレベルは実際にそういった業界に就職できたり、あるいはデビューに成功した人を過去にどのくらい輩出しているかで測れるものだそうですが、何の実績が無いにも関わらず金を毟るだけ毟って……という非道な所もあるらしい。 いや、実際は生徒の側の意欲に大きく左右される部分もあるに違いない。 単に「ああ、ゲーム作りたいね」とかの漠然たるそれは、世間的には「目標」でなくて単なる「夢想」か、あるいは「憧れ」でしかない訳で。 よく「ただのオタクにアニメは作れない」という意見を見るが、まあ、アニメでなくともこの場合はいい。要するに、今まで消費するしか知らなかった何の蓄積――いわば種々の経験だとか知識だとか――も無い種類の人々にとって、アタマの中から捻り出した自前の発想だけに頼った創作で喰って行くのは難しいという事だという。よしんば創作そのもので一度はヒットを飛ばす事が可能だったとしても、その後も長く活躍できるかは判らない(もっとも、それは全ての人に言える事だろうケド)。 例えば小説家になるったって、自分だけが傑作と信じるモノを書いて「小説でござい」と言い出せば臍が茶を沸かすだろう。昨日まで消費者だった人間が、憧れゆえに今日からいきなり生産者になれる訳が無い。専門学校に通うのも同様だ。 最終的には個人が有する才能と、たゆまぬ努力がものを言う。 敷衍して考えてみると、努力して大学に行った人と、努力の構えができないまま専門学校に行った人とでは明らかに前者の方が(才能は別問題としても)優れている。って、この辺は俺が言えた義理では全く無いが。 「夢想」する人と「目標」に向かう人では、決定的に違うのがその辺りかもわからんね。 追記 単に「創作」するだけなら同人でも良いのでは……と思ったけど、その意欲も無いまま何となく専門学校に行く人も居るのかなあ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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