注射プレイ
学校で貧血検査なる物が実施されました。中学時に受けた物は「耳たぶをわずかに切って血を採る」という形式でしたが、今回は「腕から注射器で採血」といういかにも採血といった風の物です。さて、注射といえば「痛い」ものだと相場が決まっています。そして順番待ちの時や、皮膚に注射針が突き刺さる瞬間の恐怖ったらありません。ちなみに、俺は小一の時の予防接種で恐怖のあまり泣き叫んで手足をジタバタさせ、消毒液の入った容器をひっくり返しました。実際に痛いのは、針が皮膚を突き破って血管に到達するまでのほんの一瞬だというのに、怖い痛いと思っていると一瞬が数分にも数時間にも感じられるのは真に不思議です。そんな訳で、本日の貧血検査でも痛いの痛くないのと悲喜こもごもの様相を呈していた訳であります。予防接種を終えた人の反応を観察してみると、大体4つのタイプに分かれています。「痛くなくて平気だった人」「痛くて涙目の人」(女子に多い)「痛くないけど“痛い!”と叫んで笑いを取る人」(ノリのいい男子に多い)そして「注射に快感を覚えて悦ぶ喜ぶ人」(ごく少数)俺は一番最初です。そういえば「注射が気持ちいい」という友人が一人います。俺もMですけど、奴の感覚だけは未だに理解できません。4番目に当てはまる人に限って言うなら、「注射という物は公然と楽しめる一種のプレイなのでしょう。多分。