[レジェンドオブダンナ]の記事一覧 | Task Note Remix

ダンナ伝説２　久しぶり　更に久しぶり

　前の記述からえらい間があいてしまったが、いい加減完結させないと私が話を忘れそうなので続きを書きます。　そうそう、なんの話だっけ、Ｇガンダムですよ。いきなり「結婚しませんかね？」というふざけたプロポーズの後にうちに転がり込んできた現在のダンナは、「俺を知ってもらうにはこれが一番だ！」と言いながら、「Ｇガンダム」のビデオをヤマモリもって来ました。「なんだそれ」「Ｇガンダムだよ。最高に面白いんだ。これが解らなきゃダメだ！」「ハア･･･」----------------ここでいきなり余談です。--------------　　ちなみに私はサイキックフォースというゲームが好きです。なので、別にＧガンダムがね、アニメだからとかゲームぽいからとかいう理由で変だとかアヤシイとか言ってるわけじゃあありません。うん。さて、サイキックフォースなんですが、それは私が生まれて初めてやる気になった対戦格闘ゲームなんですけどね、ストーリーがよかったんですよ。ブロッコリーで出てるビデオはありゃ大問題ですけどね。少し話しはずれますが、そのーブロッコリーが出したサイキックフォースのビデオは、口が開きます。なんていうか、エー　美少年ホモストーリーになっちゃってるんですよね。ホモならホモでもっとこうがつんとやってくれればいいのに、（なに言ってんだ私は）友情と愛情が混乱極めたような、微妙に爽やかを失敗してる構成なのがもう、なんといっていいか･･･。ここで全国津々浦々のお母さんに耳よりでもなんでもないですが、結構衝撃ズギュンな事実。私はこのサイキックフォースのキース様のファンなんですが、色々あってその声優さんに結婚式の司会をやってもらいました。未だにお礼してないんですけど、色々巡り巡っての縁でよくして貰った過去がありますね。　津久井教生という方です。ここで気付く人は気付くと思うんですが、えー･･･　お子様の味方というかアイドルというか、ＮＨＫのニャンチュウの声の方です。　一時期有名だったのでご存知の方もいるかと思いますが、ニャンチュウを純粋に好きな方はブロッコリーのビデオだけは見るのをやめたほうがいいかも（営業妨害みたい）･･･。ファンの私ですらも、ちょっと躊躇する出来栄えです。（どんなだ）　つか、ゼッタイうちのたっくんには見せられないビデオナンバーワンだ。いや、見せて理解できるようになったとしたら、そのキース様とかニャンチュウ以前に、「俺のお母さん、イカレテル」って　私「が」確実に問題視されるような気がするんですよ。ええ。でもねタスク、あのビデオ、１巻はお母さんが買ったけどね、２巻はもっと問題なことに、お父さんが（男が買うと更に倍アヤシイ感じがする）買ったものなのよ～　信じておくれ～（つかもう、ゼッタイ見せない、封印しなきゃ）-----------------------------------------------------　さて、Ｇガンダムのビデオが始まりました。内容…最初からイカレテます。というより、これってガンダム？？？とはてなマークが飛びまくり！一応質問するも、「だまって！　ここがいいところなんだからッヽ(`Д´)ﾉ！！」解説入りまくり（汗）･･･。(ﾟДﾟ)･･･のめってますのめってますのめり込んでます。一気に全巻見るつもりですか。なんだなんだなんだなんだ･･･と見ていると、東方不敗（なんか韓国だか中国の映画が元になってるとかなってないとか聞いたような･･･）というおじさんが現れて、ビルを蹴りでぶったおしたり（ガンダムじゃなくて、生身の人間が吹っ飛ばすところが凄い）変なガンダム乗ったり、地球一周しちゃうリングがあったり、ガンダムで大気圏突入できないって前半解説しておいて、後半でアッサリ突破されたり（読者じゃなくて視聴者舐めてるとしか･･･）風車にガンダムの顔がついてたり、ガンダムがセーラー服で新体操してたり（後半やばくなってませんか）ガンダムの首がろくろ首みたいにびよーんて伸びたり、人魚だったり、大仏だったり、もうもうもうもう、たまりません。(ﾟДﾟ)･･･東方不敗先生が、「東西南北（ばばん東　ばばん西　ばばん南　ばばん北）　中央不敗となるのだあ　（どんばばん中央）」とかいったあたりで、ビデオの中の人物たちは「おおおおお」とか驚いてるんだけど、もう私はここらへんで「ここは大笑いしてバカじゃないの？って指さすところでは？！(ﾟωﾟ; 彡 ;ﾟωﾟ) 」と大混乱。ダンナはもう私なんかほっといて、やんややんやの大絶賛。ヽ(ﾟ∀ﾟ＊)ﾉやばい、この男（汗）やはり、結婚はフライングのような！大丈夫なのか、このアニメ･･･と、空恐ろしくなったところで、やっとやっとエンディング。長かった･･･。何日分一気に見せるつもりなのだあああ。(ﾟДﾟ)･･･で、最後にダンナが立ち上がって「ここだああああッヽ(ﾟ∀ﾟ*)ﾉ」と、クライマックスを巻き戻して解説。巻き戻してまで解説･･･。巻き戻してまで･･･(ﾟДﾟ)･･･「ラブラブてんしょうけーん！！」ヽ(ﾟ∀ﾟ＊)ﾉ！！！！「(ﾟДﾟ)･･･！！！！　（なんじゃそりゃー！！！←声にならない叫び）」　解説します。えーと、トランプの絵柄あるじゃないですか。それのハートのキングの王様が、目に血管浮かべて、「ラブラブ－！！」で効果音とともに画面一杯に現れて、主人公（ドモン・カッシュ）と、ヒロイン（レインだっけ）とともに手をとりあってですね、ハート型に敵（ガンダムだっけ？）を射抜くというか穴あけるというか･･･。そういう必殺技です。「･･･(ﾟДﾟ)･･･」声もなく、呆然と口をぱくぱくさせている私に、もう超上機嫌のダンナが「ふー、最高だった！！　面白かったでしょ、ねっねっ！ヽ(ﾟ∀ﾟ＊)ﾉ」と言うのも空しい･･･。　その後私たちは結婚しました。あれは冗談かとオモッタよと正直にいったら、子犬のような目で「エーッ冗談だったのおおお？」というので、つい、「う、結婚してもいいけどさ･･･」とほだされてしまい、ついにというか。しかし、私はしつこく覚えてたんだけどさ、結局･･･これでダンナのナニを知ってもらおうと思ったわけなんでしょうかね。ダンナは、Ｇガンダムで俺のすべてをわかってもらう！と言ってましたがサッパリ私にはなにがなんだか解らなかったのでした。タブン、ダンナも、当初の目的を全く忘れてたと思います。つか、自分がＧガンダム見たかっただけなんじゃないのか？？？そして、結婚して９年、私には未だにダンナのことがよく解りません。一生解らない気がする･･･。_|￣|○

ダンナ伝説・久しぶり

　うちのダンナはヘンな男だ。なんていうか、ヘンだ。本人はヘンじゃないと言い張るんだが、いろんなところがヘンだ。まあ、私はそのヘンなところが、かなり笑えるタイプなので上手く行っているが、もしこのヘンが「ギャグ」として受け取ってもらえなかったら、かなりまずい状態になるだろう。　ちなみに、あまり女性には持てないマイナーなタイプと思われる。なにがどうマイナーかというと、ダンナの趣味はかなりイカレテル。例えば、ガンダムが好きというと、殿方は割と「そりゃオタクじゃないね、メジャーだよ。ガンダムは別格でしょ」と言う人が多い。女性でも、ガンダムぐらいは知っているという人も結構いるし、私はその昔、ガンダムは一応知っていたけれど、何故か会社で（デザイン会社だったせいだろうか）同僚の女性二人が「ガンダムのジオラマ」を作成しており、真中に配置されていたメインガンダムの「首がもげていた」のを不審に思い、つい首をくっつけておいたところ、「ファイナルシューティングを知らないのっ！？」と同僚女性2人に問い詰められ、「ファーストガンダムは常識だ！」と勉強を強要された覚えがあったりする。そのせいで、一応、アムロ・レイという人物が主人公のものは、なんとなく「口伝」で私も知るところなのだが、ダンナのはそのような「常識（？）」と言われている部類から、なんていうか、私からすると、ナナメ上に多少ずれているような気がしてならない。　つまり、やっぱりなんか違うのだ。　ダンナがこよなく愛しているガンダム、それを「Ｇガンダム」という。確か、武闘伝だかうんたらというアヤシゲなサブタイトルもついていたような覚えが。　ダンナがうちに転がり込んでいた頃、ダンナはある日そのＧガンダムというビデオを沢山うちにもってきてこう言った。ダンナは、その2日程前に私に「俺と結婚しませんかね？」というふざけたプロポーズを成功させていて、なにか脳が逆上していたと思われる。なにしろ、ダンナは「付き合ってください」は勿論、「友人」でもなんでもないただのそこらへんの通りすがりの人物Ａからいきなり「結婚して下さい」に飛び越えてきたツワモノなのだ。　実は私はＰＨＳで「俺と結婚しませんかね？」と言われた時、「この男はなんていうか、ギャグが突き抜けてる（私には理解出来ない領域に突入してる）からなー　新種のギャグに違いない」と当然思って、「いいよ、別に」と適当に答えてしまったのが発端である。　その後ダンナは電話口で「ひゃっほぅ」と言ったっきりどこかに行ってしまい、寝ぼけて布団でＰＨＳを操っていた私の耳元に唐突に、知らない叔父さんが登場したのだった。「あ、アンタは俺の息子と結婚するって、本当かね！？」　全国津々浦々探しても、こんなんプロポーズを受けた人は相当少ないと私は自負している。しかし、その時　将来のお義父さんに「いや、アレは冗談です」で断るって手もあったのだが、それではあまりにダンナが哀れではないだろうか。ここは一つ穏便に済ませて、後であの野郎（ダンナ）に「いきなり初対面に近い女に、結婚しませんかねとは何事ぞ」と問いただしてからことを進めないと、ダンナが単なるフライング馬鹿になり、結果として私も相当恨まれるであろう。　これ以上、現場を混乱させたくない　という理由から、「あ、はい」と答えてしまったわけだ。　あーもう、何を言っても後の祭りなのだが。　そんなわけで、次の日ダンナは　パンツをもってうちに転がり込んできた。「俺を知ってもらうにはこれが一番だ」　奴はＧガンダムのビデオを手にもって私にそう宣言した。何しろ、友人もお付き合いも吹っ飛ばしていきなり婚約者になったのだよく考えたら、互いに私たちは顔ぐらいしか知っているところがない！　ある意味､見合い結婚を凌駕しているものがあるよなと、私は思った。長いんで続く。

ムーミンの男

　一回書いたのが全部消えてしまって大ショック～なんだ楽天～　どうしてくれるんだばかばかばか～はぁしょうがない（涙）もう一回書くか…。でも短縮版にします。めんどくせーもん。ダンナのへんなことは私にしてみると日常的過ぎて、もはやなにがおかしいのか自分でもよく解らなくなってるんだよね。なので判別が難しい。自分ではそんなにおかしいと思ってなかったんだけど、なんか話したら無茶苦茶笑われたとかそんなんばっかり。（笑）　昔、「しゃと☆さんのダンナさんってどんな人？」って聞かれたことがあって、素直に、「えー、丸くてぐんなりしてて生温かくて湿ってる人です」といったら、無茶苦茶笑われた。　その後もことあるごとに、「生温かくて湿ってるだんなさん　うぷぷぷぷ」と良く言われてたけど、私自身は素直にというか、事実を述べただけだったので、「なんでそんなに可笑しいのだろう」と首を捻っていたのだった。　ダンナは「なにいってんだよお」って怒ってたけど、事実生温かくて湿ってるんだもん（笑）　まー途中で「いやー手触り（ダンナの）を聞いているんじゃなくて、なんていうかその、できれば内面の方？を知りたいな」って言われて、「ああ、なるほどね」と手を打った覚えもありｗまあそんなふうに、私はダンナに似ているものというと、どうしても手触り（笑）と雰囲気？を中心に答えてしまうことが多く、そこがダンナには納得出来ないらしい。私が思うにダンナは、とてもムーミンやたれぱんだに似ている。ダンナ曰く、「しゃと☆っちはへんなものは全部俺だと思ってる。それは認識の間違いだ！」と言ってるんだけど、間違ってないと思うんだけどなー。大体私、たれぱんだもムーミンもダンナほどヘンだとはそもそも思ってないもの。　まあ今は、ダンナよりどう見ても、たっくんのほうが、たれぱんだとムーミンに似てる。輪郭なんかムーミンそっくり。体格もムーミンそっくり、掴まり歩きしてるのもムーミンっぽい。ぜんまいついてるみたいなんだもん。　いやー可愛いｗ。ムーミンのコスプレしたら相当そっくり。なんか原作でもそのぐらいの大きさらしいんですよね。ムーミンの方がまだ小さいかも。なんかさ、電話帳ぐらいの大きさなんだって＞ムーミン。ところで、今日のダンナはＣＭに怒ってました。怒りの元はこれです。消臭元。これって、ニオイのする紙が引き出せるタイプなわけですね。なんかこれにアニマルタイプが出たらしいんですよ。ダンナ曰く、「キリンは正解だけど、あとは不正解だ！」ってことらしいんです。正解▼（首が伸びます）不正解▼「不正解って言われてもな～」「駄目に決まってんじゃん。ウサギもカエルも首なんか伸びないでしょ！」　ダンナ、そう考えるとさ、実は別にキリンも、「首が伸びるわけではない」のですが･･･（汗）　でも追求するともっとやかましくなるので、スルーすることにする。「ワカッタワカッタ、じゃカエルはさ、こうヘッドのデザインを変えて顔を上の位置に接続してですね、舌がびよーんって伸びるようにするよ」「うむ。それを採用しよう」アンタは企画部長か。「ウサギはどうするよ？」「耳だな。俺なら耳がのびるようにする」「ハァ･･･」　　そこらへんでダンナがああでもないこうでもないとデザインを考え始め、消臭元の（脳内）改造をはじめたようだ。「ワカッタワカッタ、それ企画部に提出してきて」「ムー！なんでそうしゃと☆っちは人を馬鹿にするんだ」「馬鹿にしてるわけじゃないんだけどさ、ワカッタってだからそれ企画部に提出してきて･･･ぶーっ（←噴出した）」「ムー！！！」「あはははははは！！なに伝説増やしてんのよ～。もーいいじゃんウサギの首がのびようがカエルがのびよーが」「そう言う問題じゃないだろう！」じゃあ、どういう問題だというのだ、ダンナ（笑）　そういえば、今日ムーミンオフィシャルサイトに登録してきました。ムーミン村住民登録。ムーミンはやっぱ名作ですよね～。同一メアドで２人登録できるので、（ヤフーのメアドも使えました）お子さんと一緒に登録いかがでしょう。会員証も作っていただけます。ちなみに、たっくんは最初ハンドル「タスク（本名じゃんかｗ）」で申し込んだんですが、そのハンドルは使われてますで駄目。しょうがないので「太佑（本名じゃんかｗ）」で登録。むむ、タスクという奴が他にいるとはあなどれん。あ、でも単なるハンドルなのか。　全くどーでもいいけど、（笑）若い世代ってこのハンドル、なんていうか、「十代のよろめき漢字萌え萌えシリーズ」か、又は「暴走族系当字大好爆裂漢字症候群」みたいになってること多いよね。　なんつーか、「大袈裟な漢字ダイスキ」みたいな。星・樹・麗・零・黎・冷・綺・羅・月・暁・風・水･･･色々ｗ　ここらへん大好きだよね～。そしてそれの組み合わせで「ごめん、これキーボードではなんとか打てるけど、多分スで私書けないわ（汗）」というハンドルのいっちょあがりとくるわけです。　今は本名も捻りが効いてるのが多いんで、あと数年もすれば本名でそのまま漢字爆裂症候群になってくのかな～とも考えますけどね。実際名前って当て字がオッケーだからな～･･･。　太佑も人のこと言えないですが、「佑」で本当にタスクって読むんですよ（笑）キーボードで変換してみてくだされ。（太は画数あわせなんす）　ちなみに私は本名で暁が入ります。父は「暁を作る」という名前なのでそのまま拓いて私の本名を創作したんですが、昭和一桁の世代にしてみると、字面も音もかなり斬新です。　でも斬新過ぎて「そりゃどうか」というものに仕上がってます（大笑）　なにしろ、父の名前は暁作ですから････　字面も意味もステキです。漢字萌え～って感じですけど、ちょっと問題があるんですよね。それはなにかっていうと、読み。なんと「ギョウサク」って読むんですよ。　「暁」って漢字ステキだわ～って思っていた人がずざーっとひいていった音が聞こえるようです。　私も納得出来ないもんが出来上がってるな～と、娘ながら思います。（苦笑）　名前って本当に大切ですよね。いやいや本当に･･･。って何の話だっけ（苦笑）そうそうムーミン村の話でした。ここです。ムーミン公式サイト真剣に買おうか悩んでいるムーミングッズ。ムーミン雑貨コレクションスナフキン　リュックサックムーミン雑貨コレクションムーミンリュックサック　ムーミンぐったりしてるところが生々しいリュックです。スナフキンはいけてると思いますがどうでしょう。そしてこれを見逃すわけにはｗニョロニョロぬいぐるみむむ、欲しい。

のりまきの男

　うちのダンナは非常に礼儀にうるさい。ちょっとそりゃムリだろうぐらいの要求も結構ある。例えば、なんかの事件があり、子供を殺すなんて最低だね、そんなヤツは絶対改心なんかしないから、防波堤に埋め立てちゃえばいいんだよ。なんていおうものなら、「そんなこと考えるだけでもダメだよッ」と怒る。　つまり、「あいつ超ムカツク、殺してやりたい」と思っただけでも、ダンナ曰く、犯罪というか同罪なのだ。「いやそれ、人間生きていけないし」と反論するも、「そんな気持ちの汚い人間になって欲しくない。しゃと☆っちも考えたらダメだよ！」と公言してはばからない。　ダンナは確かに、温厚なタイプだ。余り他人に怒ることもないし、人の悪口も殆ど言わないし、それ故に他人にとても好かれる。なので最初は凄い尊敬していたし、ちょっと人間離れしたところがあるよな。前世仏陀か、じゃなかったらホントに太平洋で溺れ死んだイルカかもと、疑っていた。だが、私はさすがに家族になって８年、ダンナは私と怒るポイントが違うだけであって、結構お前も失礼だぞ（苦笑）というのが解ってきた。　ダンナもタダの人間だったのだ。　それは５年程前の出来事である。毎朝私とダンナは同じルートで会社に向かっていた。その同じルート、私たちが会社に向かうその時間に、毎朝散歩する犬が一匹と、その飼い主一人。　飼い主は日によってお母さんだったりお父さんだったりお兄さんだったり妹だったりするようだ。　しかしその犬は通行人にも家族にも愛されていた。コーギーという種類である。　私に言わせると、胴長短足のボンレスハムそっくりの犬だ。ボンレス・ハム子。とてもそっくり。色まで似ている。　なので、私は心の中で、そいつに「ハム」という名前をつけて毎朝会うのを楽しみにしていた。　ある日の事、暫くハムを見かけない日が続いた。風邪でもひいたのか、犬か、飼い主か？と思い、通勤中ぽつりと言った。「ハム、どうしちゃったのかなァ」「ハム？」「胴長短足のいつも散歩してる犬だよ。ハムそっくりじゃん。色といい、形といい」「・・・・・・・・」　ダンナは難しい顔をして私に言った。「しゃと☆っち。キミね、他人ちの犬に、失礼なあだ名つけるんじゃないよ。全く礼儀のなってないひとだ。だめだだめだだめだ。そんな名前可哀想じゃないか。絶対だめだからね！」「えー、心の中で呼んでるだけなのに･･･」「そんなの心の中だけで考えてるからいいっていうのが、そもそもまずいんだよ！ダメに決まってるでしょ。そんな腹黒い人間になったらダメです」「ハア･･･」　納得したわけではないが、まあ、確かに失礼だよな、と思い、「ワカッタ、絶対に言わないし、呼ばないから」「心の中でもだよ！」「心の中はムリｗもうハムでインプリンティングされてるから。別に馬鹿にしてるわけじゃないよー同じ犬買うなら、私は本気でハムって名前にする。将来そういうことになったら絶対そうする。誓う」「まあ、だったらいいよ」そして、ある雨の朝、ハムは復帰した。結局、なんで暫くいなかったかは不明だったわけですが。その日のハムは、黒いレインコートを着ていた。そして、その家族で一番若い、妹さんが散歩の担当であった。　おお・・・ハムが復帰･･･しかもレインコートを着て･･･と思ったその横で。「わははははははは！！！」　ダンナがいきなり横で大笑いをはじめた。通行人が全員振り返ったぐらいのでけー声だった。「一体全体どうしたのよ」「だってだって、しゃと☆っち！ハムが･･･ハムが黒いレインコートきて･･･海苔がくっついちゃってるんだよ！」　おいおいダンナ。「ハムにのりが･･･ッ　ハムにのり!!!!　アハハハハハハハハ!!!　ハムがのりまきにッ」「ちょっとちょっとダンナっ！」　私はダンナを道から引きずり出して横道に入った。「ちょっとアンタそれすげー失礼だよ！　何考えてるのよ!!」「でも、だってしゃと☆っち、ハムが海苔巻になっちゃってるんだよ！ハムだけでも可笑しいのに、ハムにのりがッ･･･（絶句）」「・・・・・・・・（滝汗）」　その日以来、ハムをみかけなくなりました。完全に散歩ルートを変えられてしまったのです。道行く人が振り返るくらい大笑いしましたからね、ええ大笑いしました。私も少し笑っちゃいました。でもきっと、ハムはともかく、あの妹さん、彼女は深く傷ついたでしょう。ええ傷ついたでしょうね。なにしろ、海苔巻ですから。　のりまき･･･（Ｔ－Ｔ）「ダンナのほうが私より数百倍失礼だ」　と言ったら、「えー、だって、海苔巻なんだよ？しゃと☆っち可笑しくなかった？」　そういう問題じゃないと思う。････。　ダンナのほうが私よりずっと失礼だよなあ？ねえ？ビーズ製品。gettyさんがなんかゲッツしたっぽい。何気に私も数点持っていて、妊娠中なんかしようと思ってたんだけど、ゴミみたいなもんしか作れなくて断念。　上手く出来る人が羨ましい…。リーフネックレス【キット】プチフラワーのビーズネックレス簡単手作りキットテキスト付

夢で殺す男

　うちのダンナは夜が弱い。0時ぐらいになると大抵撃沈するタイプだ。それはまあおいといて、当時私はダンナより激務の仕事についていた。そのため帰るのが深夜3時4時アタリマエで、でもちゃんとダンナと共に朝会社に行っていた。　殺人的スケジュールで生きていた時代があったのだ。そんなある日のことである。やっとのことで帰ってきて、寝ているダンナの横で私が眠りに入った頃。朝の5時ぐらいにいきなり私はダンナに叩き起こされた。「・・・一体全体何が起こったのかね･･･」　私がそう聞くと、必死の形相のダンナが私にこう言った。「今ね、俺すげー悲しい夢見ちゃったの！しゃと☆っちがね、死んじゃって、もう葬式も終ってて、俺がこの広い家の中に（注・そんなに広くありません）ぽちゅんって！！！慰めてッ」「・・・・・・・・・・・・・」　私はただちにもう一度寝なおそうと、ダンナに背をむけて布団にもぐりこんだ。だが、ダンナはしつこかった！「慰めてって言ってるでしょ～ッ」　私は起き上がって、マジ切れ直前になってダンナに言ってやった。「アンタさ、その夢で私は死んでて、もう葬式も終ってんでしょ？！どっちが可哀想なのよ。大体ねー私は今4時間睡眠なんだよ？アタシに死んでもらいたいの？それとも生きてて欲しいの？どっち？生きててもらいたいなら寝かせてよッ　大体今何時だよっ」　5時だった。私はダンナを完璧無視して寝てやった。アタリマエだと思う。　次の日ダンナはチョーふて腐れていた。ふて腐れたいのはこっちの方だ。でもちょっと笑っちゃうけどさー。ので「まだ怒ってんの？でもさ、寝ないと私死ぬよ？正夢になっちゃうよ？」　と言ってみた。したらばダンナ曰く、「しゃと☆っちは慰めてくれなかったッ。本当に悲しかったんだよ？本当に悲しかったんだからッ」と言われた。　この男は私のことを大切に思っているんだか、そうでないんだかビミョーなところだ。いまいち判断に苦しむ。　それから2週間後ぐらいの土曜日の朝。２人とも休みだったその日、私は惰眠をむさぼっていた。が、ダンナが見せたいものがあるから外に行こうと言った。機嫌は治ったようだ～。「しゃと☆っち、しゃと☆っち、見せたいものがあるから外にいこうよ、散歩しよう」「見せたいモンって何？」　うちのダンナの奇癖はよく知っているので、どうせ鉄人28号のフィギュアでもどこぞかのゲーセンに展示されているとかそういう話なんじゃないかと思って一応聞いてみた。しかし、全く違っていた。「うちの近くにさ、凄い古い家があって、古い家の壁があるでしょ」「うんあるね」「そこにさ、なめくじがびっしりついてたんだよ！すごいんだよ、びっしりなめくじ！」「・・・・・・・・・」　私は無言で布団に入りなおした。「ごめん、私今日は寝る」「えーっ、なんで～？！　すごいんだよ、観にいこう！」「いかないッ！」　ダンナは両方とも未だに根に持っている。･･･。でもさ、　寝るよね？！　行かないよね？！！　普通！どうでもいいけど、この商品の歌があるの知ってます？↓◎ナメクジ逃げ逃げ　500g

洗濯機の男

　良く聞かれるんだが、「しゃと☆さんのダンナさんって、洗濯好きなんだよね」。しかし私は、「いや、うちのダンナは洗濯機が好きなだけ」と答える。　大抵、質問した人は「？」となり、私はそこで延々説明する事になってしまうわけなのだが。　うちのダンナは私が言うのもなんだが、相当ヘンだ。ヘンな部類に入ると思う。なんていうか、変態という方じゃなくて、単にヘンなのだ。どう説明していいのか私も難しいんだが、世間様に迷惑をあまりかけない部類のヘンなんだけど、時々迷惑をかけているかも知れない。と、思う。　どういう風にヘンかというと、私はそのヘンで結構笑える方なので、７割方は好きといって言いと思うが、好きでもついていけないヘン度合いというかなんというか･･･。（汗）　とにかく、ダンナは洗濯も好きなのかもしれないが、私から見ると、洗濯「機」が好きなのである。故に、その洗濯「機」が好きだから、洗濯をするのも好きなのである。丁度、たっくんが携帯電話が今マイブームで大好きなような感じといえば解ってもらえるだろうか。　たっくんは携帯電話が大好きだが、それは携帯電話としての機能だから好きなのではなくて、銀色をしていて、いじくるとばかっと空いて、音がしたり、光が出たりするところも心躍るし、それよりもなによりも、手触りがグーで、見た目の流線型と銀色なところも好き、という感じである。　えっ？ますます解らないって？しょうがないので実例を上げてやはり言うしか･･･。（苦笑）　うちに１年前まで存在した洗濯機は、私がよーかん（あだ名）という幼馴染から１５年程前に5000円で譲り受けたつまり中古品の二層式で、いろいろガタがきていたが、「そろそろ全自動にしたいんですケド」という私の願いに反して、ダンナが異常に愛を注いでいた。「だってマダ動くし」「・・・・・・・・」　いや、動くけどさ～、全自動の方が楽だと思うなワタシ。と言ってかなり食い下がったのだが　ケチなのか絶対に買い換えない。だって動くし！と逆に決意を頑なにしただけでした。　その洗濯機はワタシのなんですけど･･･と思いつつ、その後なんと８年もそのままであった。どっちかというと、ダンナがワタシのうちに転がり込んできてそのまま結婚したような間柄だったので、生活備品は全部私のものだったわけなんだけど、何故かダンナは私の生活備品全てを愛してんじゃないかっていうぐらい、・・・買い替えに賛成してくれなかったので、うちには相当古いものがごろごろしている。　まーそりゃおいといて。同棲時代から考えて、８年にもなりついに色々なくなって（笑）しまっている洗濯機がいい加減イヤになり、「買い換えよう」と新たに迫ってみた。しかし、ダンナの答えは全くノーだった。当時私とダンナは共働きでどっちかというと、私のほうが深夜帰宅だったのでダンナは良く洗濯してくれていた。　そのせいかどうか、ダンナは「ぜんじっどう・ぜんじっどう」とエール（？）をおくるその横で頑として譲らず、こう言い放ったのだった。「絶対買い換えないッ。大体今だって　俺が全自動だからいいじゃないかッ」　私は自分で「年間しゃと☆っち的ダンナ迷言集」を作っているんだが、この「俺が全自動」発言は、2004年度最優秀賞を取っている。つか、私が聞いた瞬間大笑いになってしまい、結局買い換えの話がうやむやになってしまったからだ～。　そしてそれから２ヶ月後、私はたっくんを妊娠した。最初、「妊娠したような気がする」と妊娠判定薬を使ってみたんだけど、チョー古いのを使ったので（４年ぐらい前のｗ）判定が信用ならなかった。（笑）　私が妊娠シテイルと言い張っても、ダンナは、「いや、産婦人科にいって妊娠判定貰わないと俺は安心デキナイ。今すぐ今すぐいってこい」と言っていた。でも、みあさんが「心拍確認できないとまた１万円ぐらいかかるから、もうちょっと様子観た方がいいと思うんだけど…」とアドバイスをくれて、これ幸いと「再来週ぐらいにいくよ」と放置していた。　しかし、ダンナは予約を取り（産婦人科の予約を取る男ｗ）「俺は今、当選確実と言われた市長の気分だ」と毎日横で喚くので、いい加減うんざりもしていた。　　結局妊娠が確定し、でも特に生活が変化するわけでもなく、穏やかに月日は過ぎ去っていった。　が、ダンナはある日突然言った。「俺は全自動にする」「アンタが全自動じゃなかったの？」　すかさず突っ込んでおいたが、ダンナは難しい顔をして言ったもんだ。「二層式ってさ、カビなんだってよ！ドラムがさ～!!テレビで観たんだけど、凄いんだよ、カビ！あんなん、俺としゃと☆っちはいいけど、たっくんは死んじゃうじゃないか！」　ちなみにこの段階ではまだ男か女か判明していなかったので、たっくん発言はフライングなんだが、もはやタスクはダンナのハートの中では男で生まれるしかなくなっていた。「別に死なないデショ」「しゃと☆っちは信用ならないっ」　私が信用ならないのとカビが一体全体どういう関係にあるというのだ。とムッとしたんだけど、「ダンナが洗濯機なんだから、ダンナが選べばいいじゃん。私はノータッチだよ。全自動ならなんでもいい」と答えておいた。　今考えると、凄いセリフだ。ダンナが洗濯機とは一体全体私もなんなんだ。　そんなわけでダンナの決意のもと、ついに洗濯機が全自動になることになった。しめしめである。　しかしダンナは洗濯機を購入し、明日は届けられるというその日までうだうだ言っていた。「あの二層式どうしよう。うちにおいておけないかなあ」「狭くなるからダメだよ。粗大ゴミでだすと金かかるよ。ひきとってもらいな」　なんでそんなに洗濯機が好きなんだこの男は～と、ニンプも手伝って疲れてる私は冷徹に答えておいた。　ダンナも諦めたみたいだ。大体一家に２台も洗濯機はいらない。　だが、ダンナは新しい洗濯機が届いたら、それまで未練たらたらだった二層式からアッサリ乗り換えた。（汗）「おお・・・」　といったっきり、洗濯機を開けたりしめたりして、もはや運び出される二層式の方を見送りもしない。しょうがないのでかわりに私が見送っておいた。その後鼻歌まじりの上機嫌で、説明書を持って（←洗濯機の）ベランダに煙草を吸いに行くダンナに私が聞いてみた。「あんなに未練たらたらだったくせに、案外アッサリ手放したもんだね」　ダンナは超笑顔で言った。たっくんと同じ超笑顔を３０年以上維持する男ダンナ。ある意味凄い。「うむ！今度から新しいあいつを相棒にすることにした。前の相棒には第二の人生を歩んでもらいたい。新しいあいつは俺のパートナー。うふふふふ」「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・（滝汗）」　結局のところ、たっくんが生まれて専業主婦になった私が、今現在ではダンナより多く洗濯機を回しているが、購入した後２ヶ月ぐらいは、自分が洗濯機を使いたくて、洗濯物を隠す（ださない）という本末転倒な所業に及んだ為、洗濯をダンナにお任せしていた。　これでお分かりいただけただろうか。私が、洗濯をしない悪妻なのではなくて、ダンナが洗濯「機」ラブ男なので、洗濯を任せるしかないのだ。それがうちの家庭の真実なのである。・・・・。　へんでしょ？！　へんだよね？！！？　ダンナの新しい相棒　を紹介しよう！　彼だ！（男なのかな･･）日立簡易乾燥付全自動洗濯機　7.0kg「白い約束」　NWIB705W＜生活家電/洗濯機＞HITACHI　NW-IB705W