カテゴリ:野球に関する本
野村の「眼」 プロ野球、楽天イーグルスの監督、野村克也さんの本です。今年の楽天は、昨年の4位からさらに上位を狙えそうなほどに躍進していますが、その要因には野村監督の考え方が浸透していることが挙げられるのではないかと思います。 野村監督は、野球の技術も大切にしていますが、人間力を磨くことも大切にしているそうです。そのモデルになっているのが、読売ジャイアンツをV9に導いた、川上監督だというのです。当時、ジャイアンツの正捕手だった森昌彦選手から次のような話を聞いたということでした。 野村「なあ川上さんはどんなミーティングをするんだ」 森「オヤジさんは、ミーティングでは野球の話はほとんどしないね」 野村「えっ、じゃあ、何の話をする?」 森「人間学、社会学みたいな話がほとんどさ。オヤジさんは禅に凝ってオフには座禅に行っているし、大企業の社長なんかと話す機会も多い。そこで聞いた野球に役立ちそうな話をしてくれるんだよ」 以上のような会話から、川上監督が「人間形成」を大切にしていることを知り、自身の監督生活においてもそのことを大切にしているといったことが書かれていました。 このことは、他の仕事にも当てはまるのではないでしょうか。仕事の技術を磨くことは、もちろん大切なことです。ただし、技術だけを磨くのではなく、同時に人間力を高めていく努力をしていくことが、もっと大切なのではないかと思っています。 本から、人から学ぶことで、人間力を高めていく努力をしていきたいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
April 29, 2008 11:38:21 PM
コメント(0) | コメントを書く
[野球に関する本] カテゴリの最新記事
|
|