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良い政治とは何か&良い政治家とは

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2004年11月22日
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カテゴリ:政治評論
・領海侵犯、謝罪せず、靖国参拝中止要求・

 <サンティアゴ11月22日発 ロイター電>などによると、小泉首相は11月21日夜、サンティアゴのホテルで中国の胡錦濤国家主席と約1時間会談した。同席した日本政府筋が記者団に対して明らかにしたところによると、胡主席が小泉首相の靖国神社参拝問題を直接的に取り上げ、歴史を避けては通れない」と述べるとともに、「適切に対処してほしい」と指摘して、来年の参拝中止を強く求めた。これに対して小泉首相は、「歴史を大切にすることは重要だ」と述べたものの、靖国参拝のこれまでの経緯や考え方を説明し、今後、靖国参拝を継続するのかやめるのか、について明言しなかった。
 一方、小泉首相は、中国の原子力潜水艦が日本領海を侵犯した大問題について、「今後は再発防止が特に重要だ」と述べた。また小泉首相は東シナ海で中国が進めているガス田開発問題では、「適切な対応が重要であり、東シナ海を対立の海にしないことが重要だ」と語った。
 こうした点も含め、日中関係の今後について、両首脳は、未来志向で経済、文化などの関係を発展させることが重要としたうえで、「両国間のいくつかの懸案に対し、友好関係を推進するという対極的な見地に立ち、協議を進める」という点で認識の一致をみたという。
 
・国会審議で見せる開き直りがほしかった小泉首相・

 中国側が日本領海侵犯について、冒頭に謝罪して、会談に入るというのが国際常識であり外交儀礼であろう。首脳会談に同席した日本政府筋によると、会談では胡錦濤主席が靖国参拝に抗議、中止を要求した。これは中国による日本への内政干渉である。真正面から拒否すべきが筋であろう。
 中国外交は奸智と権謀の連続だ。手法は自分たちに非は棚に上げ、相手国に無理難題をふっかけて困惑させ、次に条件を持ち出して妥協を迫る。
 領海侵犯について、小泉首相は胡錦濤主席に対し「今後は再発防止が特に重要だ」と述べたという。驚くべき呑気な認識である。一国の宰相たるもの領海侵犯に対して、毅然とした態度で抗議すべきであろう。その上で、今後同じような領海侵犯が起きた場合には対潜弾を発射、撃沈する旨、宣言すべきであった。それが独立国家としての当然の対応であり、国際常識だからである。
 今回の日中首脳会談で、小泉首相には国会審議で見せる「小泉流開き直り」がほしかった。





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Last updated  2004年11月23日 09時31分49秒
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