カテゴリ:メディア批評
・NHK会長の奇妙な責任者論・ 一連の不祥事を受け、NHK(日本放送協会)は12月19日午後9時から緊急特別生番組『NHKに言いたい』を放送した。 生放送の特番に臨んだNHKの海老沢勝二会長(70)は、注目の進退問題について、海老沢会長は「改革を軌道に乗せた時点で、判断し、決断したい」と辞任を示唆したが、当面は続投する意思を強調した。 海老沢会長は集中砲火を浴びている進退問題について、こう居直った。 「当面はこの厳しい状況で、職員の先頭に立って難局を乗り越えたい」 同番組は、受信料の不払い、保留が約11万3000件(平成16年11月末現在)に達するなど、一連の不祥事で失った信頼を回復するため放送された。 ・海老沢会長の存在/改革改善を阻害・ だが、海老沢会長は、こう開き直った。 「まだ志半ば、道半ばの状態。信頼回復と再発防止のための努力を苦しいなかでやるのが私の責務」 実に驚くべきことであるが、海老沢会長は放送終了後にも、「辞めるのは簡単だが改革に尽くしていきたい」と改めて“続投表明”した。 この海老沢というNHK会長は、政治記者出身というが自らの存在が「改革・改善」を阻害しているという現状を正しく認識していない。自らに向けられた視聴者の批判、憤怒の現状も分かっていないようだ。 NHK経営トップの居直り体質に、視聴者の怒りを越え呆れるばかりだ。NHK受信料の解約、支払い拒否が増加しそうだ。 NHKは日本国民の受信料で運営・経営されているというのであるから、選挙で選ばれた国民の代表で構成する国権の最高機関である国会(立法府)で、NHK会長の懲戒解雇を決議しても良いと思う。が、国会議員には視聴者であり、この国の主権者たる庶民の怒りは分からないようだ。 ・視聴者からの電話、FAX、メール/ホントの数は?・ 放送中にNHKに寄せられた視聴者からの電話、ファクス、メールでの意見も受けつけたが、その数は? 2万7466件(夕刊フジ) 9100件(デイリースポーツ) 放送後の12月20日午前9時から午後5時までの間、視聴者からNHK視聴者コールセンターあてに寄せられた電話やファクスは? 614件 に上ったと、同日NHK広報局が発表した(共同通信)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004年12月22日 10時13分45秒
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