カテゴリ:国会議員
・民主党の対応バラバラ/今野氏は辞職せず・ 昨年の総選挙の選挙違反事件で当選無効になる可能性があった民主党の今野東(宮城1区)と鎌田さゆり(宮城2区)の両衆院議員のうち、鎌田氏だけが12月23日、有罪を認めた最高裁の決定を受けて議員辞職を表明した。 民主党は「電話作戦を選挙違反と認定するのは不当」と訴え、両氏に刑事裁判後も行政訴訟で争うよう促していたが、両氏の対応が異なったことで、逆に党の方針の分かりにくさが目立つ形になった。 裁判は、報酬を払う約束で電話作戦を行ったことが選挙違反に当たるのかが争点だった。 民主党は電話作戦を合法にする公選法改正案を通常国会に提出したほか、今野、鎌田両氏には辞職しないよう働きかけてきた。 今野氏は「支えてくれたボランティアの思いに応える」として党方針に応じた。 しかし、鎌田氏は「私の闘う場は司法ではない」との理由で議員辞職を表明。党本部も「本人の判断を尊重する」と受け入れた。 両氏の対応が分かれたのは、将来の政界復帰に対する考え方の差が影響したとの指摘もある。自発的に辞職する鎌田氏は今後ほかの選挙への立候補が可能だが、今野氏は行政訴訟に敗れ失職すれば、同一選挙区から5年間立候補できなくなるからだ。 ただ、同様の選挙違反で陣営幹部の有罪が確定した都築譲前衆院議員(比例東海ブロック)も11月に議員辞職しており、所属議員のばらばらな対応が、民主党の「戦う姿勢」をあいまいにさせていることは否めない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004年12月31日 21時59分25秒
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