カテゴリ:歴史認識
昨年の総選挙で落選した先の山崎拓首相補佐官が12月9日に靖国神社の首脳と面会し、同神社にまつられている東條英機元首相ら「A級戦犯」14人を分祀(ぶんし)できないかと打診し、拒否されていたことが12月30日までに分かった。 毎日新聞が政府関係者の話として伝えたところによると、山崎氏は神社の社務所で南部利昭宮司ら3人と面会した。 その際、「首相の名代で来たわけではない」と断ったうえで「(分祀賛成論者の)中曽根康弘元首相が天皇陛下の参拝を主張している。(実現には)分祀をしないといけない」と持ちかけた。 これに対し、南部宮司は「(陛下には)ぜひご参拝いただきたい」と歓迎しながらも「私は着任したばかりだ。(分祀をしないという)従来の見解は変えられない」と断った。 山崎氏は、中曽根元首相が首相時代の昭和60年(1985年)に靖国神社を公式参拝した時の官房副長官で、当時の分祀論議にかかわった。 首相らの靖国神社参拝で執拗に内政干渉を続けている中国は、温家宝首相が去る11月30日の小泉首相との会談で「A級戦犯と一般の国民を分けるべきだ」と述べ、分祀を求めた。 中曾根元首相、後藤田正晴元官房長官ら引退した一部の政治家が唱えている、いわゆる「A級戦犯」の「分祀論」なるものは低次元の俗論である。 神道では一度、お祭りした御霊を分霊ということは可能であるが、「取り下げる」ことはできないからである。 たとえ、百歩譲って「分祀」なるものをしたとしても、御霊の本霊はそのまま残るのである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004年12月31日 22時07分09秒
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