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・政府の経営試算は机上の計算/郵政民営化 小泉首相の「郵政民営化」政策と政治手法を批判している綿貫民輔・前衆議院議長(自民党郵政事業懇話会会長)は3月28日、都内で講演し、郵政民営化に関する政府の経営試算について、「現実を見ない人による机上の計算である」と批判した。 綿貫氏は、政府の進める郵政民営化の問題点として、郵政公社の改革の成果が出始めている中で、民営化のスケジュールを決めた点などを挙げ、「まず結論ありきの形からスタートしている」と指摘した。 また小泉首相の手法については、郵政民営化を本丸と位置づけたり、今週がヤマであるとした首相発言などを引き合いに出し、「自分で言って自分でやっている」と評した。 その上で、首相の決めた期限があるからといって、「(政府側に合わせる形で)義理人情で解決できるものではない」と突き放した。 政府と与党自民党の調整に関しては、政府による民営化後の試算について、「現実を見ない人による机上の計算」と厳しく批判した。 さらに、「4分社化ありきで話を進めるから余計おかしくなる」とし、「もし分社化して、みんながたがたになったら誰が責任を取るのか」と懸念を表明した。 ・かつては親しい仲だった綿貫氏と小泉首相・ 綿貫氏は首相就任前の小泉首相の数少ない親しい友人であった。それが今では「犬猿の仲」になってしまっている。不仲の原因がどちらにあるかは別にして親しかった分、その反動で溝が広がったのかも知れない。 政界という処は与野党問わず、「一寸先は闇」「昨日の友は今日の敵」「今日の友は明日の敵」といわれる摩訶不思議な権力争いの世界である。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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