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・事実上の自民、民主の一騎討ち・ 衆院宮城2区と福岡2区の2補欠選挙が4月12日午前、告示された。宮城2区には新人5人、福岡2区には元議員1人、新人5人の計6人が立候補を届け出た。 投開票は4月24日(日) 選挙の結果次第で、小泉首相が4月中の国会提出を目指している郵政民営化関連法案の行方や、今後の政権運営全般に影響を与える可能性もある。 宮城2区は、民主党の鎌田さゆり・前衆院議員が陣営幹部の選挙違反事件の責任をとって辞職したことに伴うもの。福岡2区は、古賀潤一郎・前衆院議員(民主党を除籍)が学歴詐称疑惑で辞職したことに伴い実施される。 宮城2区は、自民、民主、共産、社民の4党が候補を擁立した。福岡2区は自民、民主、共産の3党が候補を立てた。公明党は両選挙区で自民党候補を推薦した。両選挙区とも事実上、自民、民主の一騎打ちと見られ、年金改革や政治倫理問題などが争点となる。 ◇宮城2区◇ 秋葉 賢也(あきば・けんや) 42 自新(公明推薦) 前県議 門間由記子(もんま・ゆきこ) 30 民新 東北大院生 ◇福岡2区◇ 平田 正源(ひらた・まさのり) 37 民新(社民支持) 党県副代表 山崎 拓(やまさき・たく) 68 自元(公明推薦) 首相補佐官 自民、民主両党は今後の政局の動向を占う選挙と位置づけており、両選挙区で2敗した場合は、それぞれの党執行部の責任論も浮上しそうだ。 特に自民党の場合、1勝1敗でも、福岡2区を落とすと、小泉首相の勢いに陰り出ると見られる。 ・民主党の候補者選考、選挙戦術に疑問・ 民主党の選挙対策、候補者選考、選挙戦術には疑問が残る。 民主党が真剣に「勝ち」を取りに行くと考えたなら、宮城2区には選挙違反で辞職したのが女性議員なのであるから男性候補を擁立すべきであったのではないか。 また宮城2区の民主党候補者の宣伝カーには選挙違反で辞職した鎌田さゆり前議員が一緒に乗り込み、パンフレットには鎌田前議員と候補者が並んだ写真に「鎌田さゆりさんと共に歩む」とある。これを見た有権者はどう思うだろうか。 一方、福岡2区は自民党の山崎氏が、女性スキャンダルが原因で落選したのであるから、男性候補ではなく、女性候補を擁立すべきではなかったのか。 民主党選対の思考は、世論・有権者の思考と逆行しているのではないか。 ・青木氏、首相との会談要請/綿貫氏、調整見守ると拒否・ 自民党の青木幹雄参院議員会長は4月12日夕、郵政民営化に反対する綿貫民輔前衆院議長を都内の事務所に訪ね、民営化法案をめぐる党内調整に決着をつけるため、小泉純一郎首相と会談するよう要請した。 青木氏は「(首相が)これまでの政治手法がおかしかったと認める」と説得した。 これに対し、綿貫氏は「政府との調整を見守っている」として会談に応じない意向を伝えた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005年04月13日 22時27分58秒
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