カテゴリ:歴史認識
・王毅駐日大使発言で/中国大使館に抗議・ 中曽根康弘元首相は4月28日、都内の事務所で記者団と懇談し、昭和60年8月15日に自らが靖国神社を公式参拝した後、首相は参拝しないとの紳士協定を日中間で交わしていたと中国の王毅駐日大使が発言したことについて、「正式に紳士協定という存在を否定する。外交当局間でもこんな話をした事実は全くない」と強く否定した。また、秘書を通じて中国大使館に抗議したことを明らかにした。 王大使は4月27日の自民党外交調査会での講演で、小泉純一郎首相の靖国神社参拝中止を改めて要求。その理由の一つとして、中曽根氏の公式参拝後に「首相、官房長官、外相は(参拝に)行かないという君子(紳士)協定があった」と主張し、「日本も一歩下がって適切に対処してほしい」と主張した。 中曽根氏はまた、昭和61年8月の参拝中止を発表した後藤田正晴官房長官(当時)の談話について「外交上の考慮で繰り返して参拝することをやめたが、公式参拝自体を否定、廃止しようとするものではない」と強調した。 中曽根氏は王大使の発言は「大使の記憶違いではないか」と述べ、官房長官談話と混同したのではないかとの見方を示した。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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