カテゴリ:政治評論
・郵政法案「否決は政界大混乱」…首相がパウエル氏に・
報道によれば、小泉首相は7月19日、米国のコリン・パウエル前国務長官と首相官邸で会談し、郵政民営化関連法案について、「衆院は(本会議採決が)5票差だったが、参院は何票差になるか、かたずを飲んで見守っているところだ。否決されれば政界は大混乱になる。大混乱を避けるという冷静な判断を期待している」と述べ、参院で否決された場合は衆院解散に踏み切る意向を強くにじませた、という。 わずか5票の僅差で衆院を通過した郵政民営化関連法案が参院で否決されれば、衆院を解散するという小泉首相の判断は、宰相として正しいのか、どうか。 それ以外に選択肢はないのか。内閣総辞職という選択肢もある。 与党・自民党から51人もの反対者を出したのは、なぜなのか。 森前首相が指摘したように「与党の中で話がまとまらなかったから」である。与党でまとまらなかった法案を参院で否決されたから衆院を解散するというのは「そんなばかな話がどこにあるのか。夫婦げんかを町内会の会議に持ち出すようなものだ」と、これまた森前首相の言う通りである。森前首相の見識には、政党政治家としての良識が示されている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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