カテゴリ:政治評論
・自民党/脱派閥狙い新人研修会・ 自民党は9月20日、衆院選で初当選した83人を対象にした新人議員研修会を「開校」した。当面、週2-4回のペースで開催し、国会議員の心得や党の政策決定の仕組み、重要政策課題などについて党幹部が講義する。その後も派閥総会と同様に週1回の形式で開き、従来は派閥が担ってきた「情報共有」などの機能を執行部が代行、党全体の脱派閥化を進めるのが狙いだ。 小泉純一郎首相は冒頭のあいさつで「無党派層は宝の山だ。どの党にも所属していない有権者から支持を得ない限り、小選挙区で当選する可能性は極めて低い。そこをよく考えないといけない」と、従来の支持団体などに縛られない政治活動の重要性を強調した。 先の国会で「郵政民営化関連法案」に反対した議員を例に、「そのことだけの陳情を受けるから全体を見失う。一部の利害関係が全体の利益と合致するか判断することが極めて重要だ」と力説した。 自民党83人の新人議員は、玉石混淆、未知数だ。努力精進次第で政治家として大きく成長する者もいるだろうが、努力精進を怠れば1回だけの国会議員で終わる者も出る。 今後、選良としての自覚と見識と同時に、政治家としての資質が問われることになる。 小泉首相は「無党派層は宝の山」と語ったが、無党派層がいつも自民党にとって「宝の山」とは限らない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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