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・政治資金収支報告/宣誓書で異例の釈明・ 政治資金収支報告で所属議員らへの資金提供隠しや実態のない繰越金計上が問題化した自民党旧橋本派(政治団体名・平成研究会)は9月30日公表の平成16年報告書で、前年からの繰越金を2億9720万円と報告、03年報告書で翌年への繰越額とした18億5348万円との差額15億5628万円が「水増し」だったことが確定した。 報道によると、旧橋本派は平成15年収支報告書まで繰越金が累積したのは選挙資金や氷代、もち代など所属議員らへの支出を記載しなかったことが原因だという。 収支報告書に添付した宣誓書で「(1億円献金隠し事件で有罪となった元事務局長との)引き継ぎが不十分だった」と異例の釈明をしたが、巨額の政治資金が使途不明のまま闇に消えた形となった。 ◆旧橋本派添付の「宣誓書別紙」要旨◆ 「宣誓書別紙」要旨 自民党旧橋本派(平成研究会)が平成16年政治資金収支報告書に添付した「宣誓書別紙」の要旨は次の通り。 一、平成16年収支報告書上の「翌年への繰越額」は、実際の現預金額を積み重ねた客観的事実に基づく金額である。 二、平成16年8月に前会計責任者が逮捕され、事務所から関係資料の一切が押収された。前会計責任者に引き継ぎを求めるとともに、逮捕までの収支状況などを数回照会した。前会計責任者からも回答がなされたが、資料を有していないため、記憶の完全な再現は困難であるように見受けられた。刑事事件との関係もあって事情聴取もできず、引き継ぎは不十分だった。 三、引き継ぎ不十分で、かつ過去にさかのぼることもままならない状況で、03年収支報告書上の「翌年への繰越額」と、平成16年収支報告書上の「前年からの繰越額」との間にかい離が発生した。本年4月以降も引き続き前会計責任者に照会を行い、判明した事実を基にして、7月に平成16年収支報告書を修正した。 四、今後も新事実が判明した場合には同報告書を修正し、より正確に近づけるよう努力する。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005年10月03日 00時07分54秒
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