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良い政治とは何か&良い政治家とは

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2005年10月11日
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カテゴリ:政治評論
 郵政民営化関連法案は10月11日午後の衆院本会議で、与党などの賛成により200票差で可決、参院に送付された。明10月12日午前の参院本会議で審議に入るが、通常国会で反対し否決に追い込んだ自民党参院議員のほとんどが賛成を表明、民主党も強く抵抗する姿勢を見せていないため、10月14日に成立の見通しだ。
 衆院本会議採決では、前国会で反対して無所属となった議員13人のうち11人が「転向」し、賛成に回った。わずか5票差で衆院を通過した3カ月前と打って変わり、賛成票は衆院の3分の2を大きく上回る338票に上った。

 ・反対派無所属/「民意」理由に転向・

 先の通常国会で郵政民営化法案に反対し、衆院選後も自民党復帰を拒否されている無所属の反対組12人のうち11人が賛成票を投じた。反対を貫いたのは平沼赳夫前経済産業相ただ1人であった。
 反対から賛成に転じた堀内光雄前総務会長は衆院本会議後、記者団に対し「民営化という国民の意思が明確になってきたのでそれに従った」と民意を尊重したことを強調。
 また、山口俊一氏は「考え方は変わらないが現実的な対応をした」と語った。
 
 自民党離党組らでつくる院内会派「国民新党・日本・無所属の会」では、綿貫民輔、亀井静香、亀井久興、滝実の4 氏は「言行一致が大事だ」として反対票を投じた。同会派所属で自民党籍を持つ野呂田芳成氏は本会議を欠席した。 

 一方、今回も反対した平沼氏は「法案の根本的なところは何も変わっていない」と指摘。「豹変(ひょうへん)して賛成に転ずるのは、支持してくれた方に申し訳ない。民意が出たから(賛成)というのは脆弱(ぜいじゃく)な理由だ」と語った。

 さて、郵政民営化法案に反対し、先の総選挙では非公認無所属として党公認の「刺客」と死闘を演じ、これを破って当選した反対派である。それが、首班指名選挙で自らを追い出した自民党の小泉総裁に投票したのに続いて衆院本会議の採決では中身が同じ郵政民営化法案に賛成した。これは、復党したいという見え透いた下心が露骨な小泉首相と党執行部へのすり寄った変節と見られても弁解の余地がないだろう。

 しかし、296議席という圧勝をした今の自民党執行部が、変節した反対派を安易に復党を認めるとは考えられない情勢だ。仮に復党が認められたとしても、郵政問題で変節し、信義と筋を曲げた反対派は、自民党内でどんなポストに就いて政治活動ができるというのだろうか。

 郵政法案反対派は先の総選挙で、少なくとも有権者に「郵政法案反対」を唱えて、支持されて当選したのだ。有権者の支持・投票が反対派には「民意」なのではないか。
 どんな言い訳をしても結局、その変節は「保身」を優先した、身勝手さを彼らに投票した有権者はどう考えるだろうか。
 政治家にとって信義と筋を通すことが政治生命そのものである。信義と筋を曲げた政治家はやがて有権者から見捨てられる。そのことは歴史が証明しているところである。






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Last updated  2005年10月12日 21時08分21秒
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