13日の日記
小雨
麻生太郎総理は3月13日、内閣記者会のインタビューに応じた。
<麻生総理発言の要旨は次の通り>
【追加経済対策】
経済情勢は極めて流動的で、下振れリスクは常に考えなければいけない。与党
に対して、今後の経済情勢の変化に対応できるようにしておかないと、いざとい
うときに慌ててもどうにもならないと言った。現段階で平成21年度補正予算案
について具体的に考えているわけではない。
【衆院解散】
政党間の違いをきちんとさせるべきだ。われわれは、景気がある程度きちんと
してきたら、消費税を含む税制の抜本改革を第一に言わなければならない。安全
保障の点では、第七艦隊さえいれば日本の安全保障は大丈夫だという考え方には
全くくみしない。どの道(衆院議員の任期満了まで)あと半年しかない。(解散
は)その半年の間のどこかだ。総合的に勘案してわたしが決めたい。
予算など、経済政策が実行に移される条件が整わなければ景気は良くならない。
(解散は)景気対策という政策がきちんと実行された段階だ。(経済指標は)関
係ない。株価が上がるのは、気分としては景気が上向いてきた感じはするだろう
が、それが解散の時期に関係するかといえば、そうじゃない。
【政治とカネ】
(二階俊博経済産業相は)今出ている話だけで見た場合、十分に説明している
感じはする。(不用意発言をした漆間巌官房副長官には)厳重に注意したが、今
それ以上の処分を考えているわけではない。(政治資金規正法の見直しは)特に
考えていない。今の法律で(西松建設の違法献金事件が)解明されつつある。対
応できつつある。
【北朝鮮問題】
たとえ人工衛星でも発射は国連決議に違反していることははっきりしている。
日本としては断固、国連安保理に話を上げる。ミサイルの発射を容認するつもり
はない。他国の上を通過して大陸間弾道ミサイルの実験をした国なんかない。あ
いさつもなく日本の上を通過するような話は、とてもじゃないけど認めることは
ない。
(金賢姫元北朝鮮工作員と拉致被害者田口八重子さんの兄と長男の)飯塚さん
との面会は非常に明るいニュースだった。感情論としては良かったと思うが、日
朝間の拉致問題解決に直接的につながってはいない。(北朝鮮が)日朝の直接交
渉に乗ってこないのがしんどい。
・安倍元総理/「5月選挙」の可能性もあり得る・
自民党の安倍晋三元総理は3月13日、テレビ東京の番組収録で、次期衆院選の
時期について、
「経済が厳しい状況だから、おそらく2009年度補正予算(案)を作って、国民に
見せて、成立させるかどうか。麻生太郎首相は決断するだろう」と述べた。
追加経済対策を盛り込んだ平成21年度補正予算案の編成後、5月にも衆院解
散・総選挙があり得るとの見方を示したものだ。
・自民党の武部元幹事長、総理退陣へ「重大決意」?・
自民党の武部勤元幹事長は3月13日午前、都内で開かれた同党衆院議員会合
であいさつし、「新しい総裁を選んで、新しい自民党に作り替えるのが現時点で
正しい道だ」と述べた。
麻生太郎総理は次期衆院選前に自発的に退陣すべきだとの考えを改めて示した
上で、総理があくまで続投した場合は「重大な決意をせざるを得ない」と強調し
た。
武部氏はこの後、記者団から「『重大な決意』とは新しい総裁候補を擁立する
ことか」と聞かれたのに対し、「そうだ」と語り、「ポスト麻生」の動きを本格
化させる考えを示した。
・民主党の石川議員(小沢代表元秘書)、取材ドタキャン・
民主党の小沢一郎代表の資金管理団体「陸山会」の政治資金規正法違反事件を
めぐり3月13日、12日に東京地検特捜部から参考人として事情聴取を受けた
民主党の石川知裕衆院議員が、いったん報道各社に通告していたインタビュー取
材を土壇場でキャンセルする場面があった。
石川事務所は「理由はいえない」としていたが、鳩山由紀夫幹事長が同日の記
者会見で、「メディアの餌食になってもいけない」とストップをかけたことを明
らかにした。
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・ 麻生太郎総理の動静(平成21年3月13日)・
<午 前>
7時58分、総理公邸発。
8時、国会着。
8時12分、安全保障会議開始。
8時29分、安全保障会議終了。
8時32分、閣議開始。
8時49分、閣議終了。
9時、自民党総裁室。
9時1分から17分まで自民党の細田博之幹事長、保利耕輔政調会長、
公明党の太田昭宏代表、北側一雄幹事長、山口那津男政調会長ら。
9時19分、国会発。22分、総理官邸着。
9時23分、執務室。
9時51分から10時16分までフィリピンのチュア情報通信技術委員会委員長。
小笠原倫明総務省情報通信国際戦略局長同席。
9時28分から51分まで金子一義国土交通相。
11時37分から44分まで報道各社のインタビュー。
記者団の「与党に追加経済対策の指示を出したが」の問いに
「今後の経済状況っていうのは下ぶれするリスクっていうのは避けられない。
あらかじめ下ぶれが起きたときのことを想定しておくというのは大事なことだと
思っております」
11時46分、執務室。
<午 後>
0時13分、首相会議室。
1時9分、執務室。
1時12分、総理官邸発。14分、国会着。
1時15分、衆院本会議に出席。
1時34分、衆院本会議散会。36分、国会発。
1時38分、総理官邸着。
1時39分、執務室。
2時23分、自民党IT・行政改革推進・国民生活利便性向上・経済活性化プロ
ジェクトチームの村上誠一郎委員長、野田聖子科学技術担当相、山口俊一首相補
佐官が入った。
2時57分、野田、山口両氏が出た。
3時5分、村上氏が出た。
3時33分、三谷秀史内閣情報官、防衛省の高見沢将林防衛政策局長、下平幸二
情報本部長が入った。
3時45分、高見沢、下平両氏が出た。
3時8分、三谷氏が出た。
3時10分から20分まで、吉川元偉アフガニスタン・パキスタン支援担当大使。
3時21分から52分まで、藪中三十二外務事務次官。
4時53分5時8分まで、山本卓真福岡県人会会長ら。
4時9分から16分まで青木玲子一橋大経済研究所教授に総合科学技術会議議員の
辞令交付。野田科学技術担当相同席。
4時44分から6時23分まで内閣記者会のインタビュー。
4時25分、執務室。
7時25分、総理官邸発。27分、総理公邸着。
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・ 午前6時、起床。新聞のチェック。メールのチェック。
・ うめ子ちゃんの散歩。風呂。朝食。
・ 朝のNHKニュース、民放テレビの「ワイドショー番組」のチェック。
・ 原稿書き。取材の準備。
・ 午後1時、永田町取材。
・ 午後7時、雑誌編集者らと自民党幹事長経験者を囲み、「完全オフレコ」飲
食懇談。
・ 本日の歩数 8,573歩。