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テーマ:海外生活(7779)
カテゴリ:トルコで会社生活!
ワタクシが日本に帰っている間、
「アンタも最近帰ってないんだから、親孝行しといで!」 ということで、ラクンも帰省しておりました。 カイナナ(お義母さん)はひとり大荷物で帰ってきた息子を見て 「息子よぉぉぉ~!!そんな大荷物まとめてぇぇ ・・・離婚かい・・・?!」 ・・・お義母さんったら・・・ (大荷物は嫁からのお土産です・・・) タウシャンの実家の事情を説明したラクン、 「日本は小家族だから、なにかと大変なんだねぇ・・・」 ←ラクン姉妹 トルコの場合、両親の面倒はお嫁さんが見るというより、娘が見ることが 多いようで、ラクンのお母さんも、先週は一番上の娘んち、今週は一番下の 娘んち、来週は・・・というふうに、近所に住んでる3人の娘ファミリーを グルグル回っております。 (毎日がデイサービス状態・・・長男は外国人嫁に拉致されてるし・・・?) お義兄さんたちも、それがフツーみたいな感じですし・・・ (日本だったら、絶対こうはいかんだろう・・・) さて、ラクンのめいっこが今高校1年生。 努力家の才媛で、アナドル・リセシ(公立の優秀進学校)楽勝だったにも かかわらず、学校の先生(トルコ語の先生)になるのが小さい頃からの夢で、 その夢を果たすべくオーレトメン・リセシ(教師養成高校?)に 通っているんでありますが・・・ めいっこ受験当時、ワタクシは自分の経験も踏まえて 「多感で影響を受けやすい時期でもあるし、職業についても 憧れとしてではなく自分の将来としてじっくり考えるだろうから、 教師と決め付けず、実力があるなら選択の幅の広いアナドル・リセシに 行かせたほうがいいんでは?」とアドバイスをしたのですが、 日本同様、トルコ女性にとって教師は「オイシイ職業(公務員・休暇 いっぱい・安定したお給料)」なので、本人以上に親がノリノリなわけです。 オーレトメン・リセシを卒業した場合、大学受験で教育学部を選択すると、 アドバンテージが与えられるので、有利なわけです。 で、そのめいっこ、案の定夢が変わって来たようで・・・ 「法律を勉強したい!!」 ←法学部に通ういとこの影響? 「国際関係を勉強したい!!」 ←外国人オバさんの影響? トルコでは日本と違って、専攻科目と職業が関連しているのが常です。 (例:工学部→エンジニア・教育学部→教師) そしてワタクシの知る限りでは、畑違い(例:文学部→SE希望)だと 就職試験やその前の書類専攻の段階ではじかれてしまいます。 技術系職業・特にエンジニアはトルコでは花形・エリートでありますから、 パスポートの職業欄にまでしっかり記載されます。 (エンジニアの職に就いていなくても、工学部卒だとエンジニアと呼ばれる・・・) そう考えると、トルコでは専攻を決めた時点で自分の将来がほぼ決まってしまい、 専攻と関連した分野内だけで「職業選択の自由」が与えられる・・・ ってことは、要するに、異業種・異分野では「職業選択の自由」なしってこと? (サラリーマンに限り。自営業・自由業はその限りではないけど。) うーん・・・ これは芽が出た才能を伸ばす、社会の仕組みのようでもありますが、 まだ芽の出てない未知の才能を潰しているようでもあり、タウシャンちっと複雑です・・・ ということで、めいっこはあと2年の学生生活の中でどのような将来を 選ぶのでしょうか?オバサン、興味津々です、ハイ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006.04.11 22:35:46
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