利益の源泉となっているのは、何?
自宅の近くに、インドか、あちら方面(だと思う)の人が経営していると思われるカレー屋さんがある。店構えや雰囲気、メニュー、漂う香りなどなどから、私の勘では、おいしいと思われる。というのも、気になっていながら、なかなか食べに行く機会がないので、実際には味わってはいない。だけど、カレー好きの勘?というべきか!?流行ってしかるべきお店だと思う。だけど、帰路、お店の前を通り、覗き込むと、お客さんはいない・・・。そして、店主は通りに出て、お店のチラシを撒いているようだ。チラシを受け取る人は、ごくわずか・・・。そんなトコを見ているので、私は、せめてチラシくらいは受け取るようにしている。なぜ、流行らないのか?ズバリ、立地を間違えているのだ。私の自宅があるところは、東京のベッドタウンといわれているところで、まさに住宅街。だけど、最寄りの駅前には、それなりに飲食店がひしめきあっている。定食屋、ラーメン屋、牛丼屋、ファミレス、居酒屋といったところが、複数ある。こういったお店は、仕事帰りの単身者やファミリーを狙っての出店だろう。で、カレー屋さんの位置づけというのは、がっちり食べたい若者や単身者がターゲットなのかもしれないが、それは、日本風のカレー屋さん。本場仕込みの香りが漂うお店は、ちょっとリッチな気分で(値段はリーズナブルだけど)、おなかを満たすだけではなく、ゆっくりと味わいたい・楽しみたい・・・と思うお店ではないだろうか?だから、住宅街のど真ん中で、帰宅途中の単身者やファミリーを狙うのは、ちょっとズレているのでは?と思ってしまう。飲食店やコンビニというのは、その利益の源泉となるものは、立地。場所がすべて・・・といっても過言ではない。外食産業というのは、「お腹を満たす系」と「エンターテイメント系」というのか、食を楽しむところと大別できる。うちの近所のカレー屋さんは、あきらかに後者・・・のハズ。だから、住宅街に店を構えるのではなく、繁華街と呼ばれるところに出店すべきではないだろうか?このままでは、改善の余地はない。で、どうするかといえば、お店をたたんで、新たに出店するしかないだろう。開店するにあたって、相当な投資をしていることは予想がつく。閉店そして新規出店というのも、容易ではないことはわかるが、損切りは早いほうが良い。それが、なかなかできないんだろうけど・・・。