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カテゴリ:わんこでもわかる栄養学
「食べるということ」ってことで
9月17日・9月29日・9月30日とお話をしてきました。 食事摂取の第一の目的は、エネルギー、体の構成成分を補うこと。 これは エネルギー(カロリー)をはじめ 各栄養素をバランスよく 取り込み 有効に利用すること。 つまり、炭水化物、脂質、たんぱく質、ビタミン、ミネラル、食物繊維 すべてをバランスよく摂ることが大切なのです。 急速な食生活の変貌は食事バランスの崩れ、生活習慣病の増加ばかりか 食料自給率の低下を招いてます。 日本人の栄養素要求量 ― 食事摂取基準が今年4月に改定されました。 見直しのポイントは生活習慣病予防に重点をおいて、以下の栄養素について新たな指標 「目標量」が制定されました。 ・ 増やすべき栄養素 食物繊維、n-3系脂肪酸、カルシウム、カリウム ・ 減らすべき栄養素 コレステロール、ナトリウム(食塩) 脂質については、脂肪エネルギー比率だけでなく、その質も考慮する必要があるということで、 飽和脂肪酸、n-3系脂肪酸、n-6系脂肪酸、 コレステロールについても数値が策定されてます。 たとえば炭水化物の食事摂取基準(%エネルギー)目標量 50以上70未満、 総脂肪の食事摂取基準(%エネルギー) 目標量 : 20以上25未満(18~29歳は30未満 飽和脂肪酸の食事摂取基準(%エネルギー) 目標量 : 4.5以上7.0未満 コレステロールの食事摂取基準(mg/日)目標量 : 成人男性750未満 成人女性600未満・・・ 普通の食事をする上で これらの数値ってわかりにくいですよねぇ・・・ 食育基本法が制定されたり、食生活指針を更に「何を」「どれだけ」食べたら良いかを わかりやすく、イラストで示したものが食事バランスガイドが公表されました。 食事バランスガイドは、食事の望ましい組み合わせやおおよその量をイラストでしめしたものです。ニュースで「ハンバーグを食べたらから揚げはやめよう」って取り上げられてましたね。 【主食(ごはん・パン・麺など)】<5~7つ(SV)>ごはんだったら 中盛り4杯程度 毎食、主食は欠かせない。主菜、副菜との組合せで、 適宜、ごはん、パン、麺を組み合わせる。 【副菜(野菜・いも・豆・海藻など)】<5~6つ(SV)>野菜料理5皿程度 日常の食生活の中で、どうしても主菜に偏りがちになることが多い。 従って、できるだけ意識的に主菜の倍程度(毎食1~2品)を目安に 十分な摂取を心がける。 【主菜(肉・魚・卵料理・大豆食品など)】<3~5つ(SV)>3皿程度 多くならないように注意する。特に油を多く使った料理では、 脂質及びエネルギーの摂取が過剰に傾き易くなる。 【牛乳・乳製品】<2つ(SV)>牛乳だったら1本程度 毎日コップ1杯の牛乳を目安に摂取 【果物】<2つ(SV)>みかんだったら2個程度 毎日、適量を欠かさず摂るように心がける。 さて 皆さんのバランスはいかがですか?? =============================== 明日は脂肪の話の予定です お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年10月04日 10時42分04秒
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