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カテゴリ:わんこでもわかる栄養学
糖質の話 早速第2回
それから、一つ質問です。 「単糖類(グルコース=ブドウ糖、果糖など)」 ・・の箇所ですが、 ブドウ糖という名前はしょっちゅう聞くのですが、 これは、主にご飯とかパンのようなでんぶん質のことですよね!? というご質問にまずお答えしましょう。 単糖類は糖類の最小単位でこれ以上加水分解できないものです。 ○構成炭素原子の数で分類されます(おっとぉ またラテン語だ) 3単糖:トリオース 4単糖:テトロース 5単糖:ペントース 6単糖:ヘキソース 7単糖:セプチュロース そして、官能基というものを持っているのですが、それがアルデヒド(-CHO)かケトン(-CO-)かによって、更に分類されています。 アルデヒドを持つものを「アルドース」 ケトンを持つものを「ケトース」 グルコース(ブドウ糖)はこの単糖のなかで炭素数6個、アルデヒド基1個もつもので化学名でいうとアルドヘキソースというものになります。 ほかには「フルクトース(果糖)」:ケトヘキソース(炭素数6個、ケトン其1個)も身近な単糖ですね。 砂糖(ショ糖)はこのグルコースとフルクトースが一個ずつ結合した 二糖類になります。 二糖類にはほかに マルトース(麦芽糖)やラクトース(乳糖)があります。 最小単位の単糖がたくさんくっついたものを その単糖の数で 2個のものを二糖類 3個のものを三糖類 2個~数個のものの総称を少糖類 数十~数百個結合したもの多糖類と呼びます。 でんぷんはグルコースだけがたくさん結合した多糖類になります。 でんぷんにはまっすぐ1本につながった(直鎖型)のアミロースと 枝分かれした(分岐鎖型)のアミロペクチンがあります。 話がズレますが日本米の粘りはこのアミロペクチンを多く含むことによるものです。 ○ インディカ米は80~100% アミロース ○ 日本米は約20%がアミロース 80%がアミロペクチン ○ もち米はほぼ100%アミロペクチン。 食べた糖類は 単糖まで分解して吸収されます。 つまり砂糖だと一箇所切るだけで吸収できるので、即エネルギー源として使えるのです。 疲れたときに甘いものっていうのは「即エネルギー」を欲してるってことですね。 逆にでんぷんのようにたくさんの単糖が結合したものは 時間をかけ分解して吸収されるです。 血糖値があがるとインシュリンが分泌され、体の中に糖を取り込もうとします。 急激に血糖値が上がるとあわててたくさん分泌されるのです。 また だらだらと一日中間食をしてるとインシュリンが分泌されっぱなしになってしまったり、 どちらもそのうちに反応が鈍くなってインスリンが分泌されにくくなったりします。 それが糖尿病へとつながってしまうのです。 「断食」「早食い」や「ながら食い」がいけないって言うのは そういうことなんですね。 まだまだ続く糖質の話 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年10月18日 00時54分14秒
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