日日是好日

　こんばんは

あっさり　たんぱく質の話を終わらせてしまったのですが、アミノ酸の働きについて　ちょっと追加

　
脂肪族アミノ酸
・ＢＣＡＡ(分岐鎖アミノ酸）・・・必須アミノ酸
　　体のたんぱく質を増やす働きや、運動時のエネルギー源となる。
　　筋肉づくりに有効なアミノ酸。
・グリシン
　　抗酸化成分や解毒作用を持つグルタチオンや血色素成分のポルフィリンを作るのに用いられる。
・アラニン
　　肝臓のエネルギー源。
ヒドロキシアミノ酸
・スレオニン・・・必須アミノ酸
　　酵素の活性部位などを形成する。
・セリン
　　リン脂質やグリセリン酸を作るのに用いられる。
含硫アミノ酸　
・メチオニン・・・必須アミノ酸
　　生体内で必要な様々な物質を作るのに用いられる。
・システイン
　　メラニン色素の産生を抑える。
芳香族アミノ酸
・フェニルアラニン・・・必須アミノ酸
　　エンドルフィンと呼ばれるモルヒネ物質が脳で産出され活性を高める。
負傷、病気等による痛みを緩和
・チロシン
　　神経伝達ホルモンであるドーパミン、ノルエピネフリン（別名ノルアドレナリン）、エピネフリン
（別名アドレナリン）を生成する。
複素環アミノ酸　
・トリプトファン・・・必須アミノ酸
　　神経伝達ホルモンであるセロトニンやメラトニン、ビタミンのニコチンアミドを生成。鎮痛作用を持ち、生成ホルモンの分泌を促進する。　
・プロリン
　　筋肉のエネルギー源。コラーゲンの主成分。
・ヒスチジン・・・必須アミノ酸
　　ヒスタミンを生成。
酸性アミノ酸
・アスパラギン酸
・グルタミン酸
　　即効性のエネルギー源となる。
塩基性アミノ酸
・リジン・・・必須アミノ酸
　　たんぱく質の再構成に不可欠。成長促進や肝機能を高める働きをする。
・アルギニン
　　血管機能を正常に保つ


アミノ酸の過剰障害

　単一のアミノ酸を多重摂取すると、一般に過剰毒性がみられます。
　必須アミノ酸の方が過剰毒性が起こりやすく。アメリカではサプリメントによるトリプトファン過剰症が大問題となったことがあります
（トリプトファン事件死者３８名）。
　アミノ酸の過剰毒性は低たんぱく質食の場合におこりやすく、正常たんぱく質食では影響が少ないようです。
　つまり本来、単一アミノ酸の多重摂取ということは実際の食生活で問題となることはまずありません。

　単一アミノ酸サプリメントの摂取には気をつけましょう。