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2005年11月03日
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では さっそくv

ビタミンには通称と化学名があるという話を昨日しました。


そもそもビタミンの発見は「欠乏症」からなのです。
欠乏症の原因を探り、発見順に A・B・C・・・・・と名づけたのです。

さらに研究が進み ビタミンAにはA、A・・・・と似通った化合物が存在することがわかりました。
また、似た症状を引き起こすが、ビタミンBとBではまったく違う化合物だったり。
ビタミンAグループは目のレチナー桿体(かんたい)に存在するのでまとめて
レチノールと呼ぶようになりました。
B群は似て非なるものなので、それぞれの化学名で呼ばれます。
はチアミン (Thiamin, Thiamine) 、はリボフラミン(Riboflavine )など

ビタミンBについてこぼれ話
 1910年に農学博士鈴木梅太郎がこの物質を米糠から抽出し、脚気を予防する因子として
オリザニンと命名しました。
 ところが!!! 日本の医学界からまったく無視され、1年後に同一の物質を発見したポーランド人の
カシミール・フンクの命名した「ビタミン」という名称が一般化したのです。
しかも、こちらが先に大きく取り上げられたため、二番煎じの汚名まで着せられてしまったのです。
(梅太郎さん不憫すぎ><)

 本来なら世界初の大発見を、「百姓学者のマユツバ研究」と酷評したのは、時の陸軍医務局長・
森林太郎、そうあの森鴎外でした。
当時、脚気(多発性神経炎)は、細菌感染による伝染病だとするのが一般的で、日本医学界の
権威の一人である森林太郎は、この脚気細菌説を信じる主流派の中心人物であったのです。

 もし、当時の日本医学界の頭がもう少し柔らかかったら、または梅太郎の論文が日本語でなく
発表されていたら、ビタミンの呼び名が変わってたかも
知れませんね。

その他の名前は個々にご案内します。

明日は脂溶性ビタミンと過剰症です






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最終更新日  2005年11月04日 21時35分31秒
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