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カテゴリ:わんこでもわかる栄養学
脂溶性ビタミン DAKEの3つめ 今日はビタミンEです。
ビタミンE(トコフェロ-ル)は抗不妊因子として発見されましたが、脂溶性の 抗酸化物質としての役割が重視されています。 つまり、老化を防止するビタミンとして最近注目されています。 強力な抗酸化作用があり 活性酸素から体を守り 「癌・心筋梗塞・脳卒中」など 生活習慣病予防に効果を期待されてるのです。 その抗酸化力は酸化防止剤として食品添加されてることも多いです。 ビタミンEは脂溶性ビタミンなのですが とても酸化されやすい=壊れやすいということで、 摂りすぎによる害がないとされてました。 しかしサプリメントによりその説が崩れつつあります。 ジョンズホプキンズ大学が中心となって行なわれたビタミンEの研究で、 「ビタミンEを大量に摂取すると、健康に有害な恐れがある」とし 2004年秋に米心臓学会で発表されました。 分析結果によると、1日に267mg(400国際単位)以上のビタミンEを摂取し続けた人とビタミンE に 見せかけた偽薬を飲み続けた人を最長約8年間追跡調査したところ、死亡率が、 ビタミンEを飲んだ人は偽薬を飲んだ人に比べ約10%高かったのです。 「死亡率が高くなる原因は不明」とし、さらに研究が必要としていますが、 ビタミンE大量摂取の弊害が検知できた研究として注目されています。 ビタミンEのサプリメントの場合、1錠で267mg以上含まれるケースは少なくないので、 危険域に1錠で至ってしまう場合があるのです。 ビタミンEは、日本の伝統的な食生活では豊富に摂取できる栄養素です。 小麦胚芽油、緑黄色野菜、米をはじめとする穀類の胚芽、大豆、ごま、緑茶などに多く、 卵黄、レバー以外の動物性食品にはあまり含まれていません。 なるべく食事からの摂取を心がけ、サプリに頼るのは避けましょう。 多く含まれる食品 ウナギ・サンマ・イワシ・イカ・アーモンド・ヘーゼルナッツ・ピーナッツ・ひまわり油・ たらこ・綿実油・サフラワー油 など 働き 必須脂肪酸の過酸化を防ぐ・発ガン抑制・老化防止・生殖機能の維持 ビタミンCなど抗酸化力をまつものと一緒の摂取でさらに効果があるとされてます。 欠乏症 老化促進・血行障害・不妊・癌の危険が高まる 過剰症 出血の危険性(成人の出血性脳卒中を含む)、 特に抗凝固薬(特にワルファリン)を服用している人で顕著です。 筋力低下、疲労、吐き気、下痢。 明日は4つめの脂溶性ビタミン Kの予定です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年11月08日 23時29分33秒
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