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カテゴリ:わんこでもわかる栄養学
脂溶性ビタミン DAKEの4つめ 今日はビタミンKです。
ビタミンK(フィロキノン)は出血時の血の凝固を助ける働きをします。 血液凝固因子を活性化して、出血した時に素早く血を固めてくれるのです。 名前が「K」だけ飛んでますよねぇ それは、Aから順番につけてた名前と異なり凝血作用からドイツ語で凝固という意味の Koaguration(英語でcoagulation)の頭文字が付けられた為って説があります。 その他の働きとしては、歯や骨を丈夫にし、骨粗鬆症を予防します。 骨を石灰化するのを助け、ビタミンDと共に、血中のカルシウム濃度の調整を行っています。 ビタミンKは腸内細菌が必要量の一部を作り出している事と、通常の食事から容易に補えるため、欠乏症になる事は、まずありません。 しかし 抗生物質を飲んでいるとビタミンKを作り出す機能が低下するので注意が必要です。 多く含まれる食品 納豆、トマト・ほうれん草などの緑黄色野菜、海藻、レバー、肝油、大豆油、 卵黄、アルファルファ、ひじき、煎茶 など 欠乏症 出血傾向(鼻出血,血尿,消化管出血など)が高まる 骨がもろくなる(骨粗鬆症)、新生児の出血、大腸炎、下痢、痔核、流産、 青あざ、歯茎からの出血、生理の量が多い、疲れやすくなるなどの症状 過剰症 貧血、血圧低下 血液凝固に関与してますので抗凝固薬(特にワルファリン)を服用している人は サプリメントはもちろん、多く含む食品の摂取はお医者さんに相談したほうがよいでしょう。 最後に念押し! 脂溶性のビタミン DAKEは過剰症に注意してくださいね 次回はビタミンB群(の予定)です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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