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カテゴリ:わんこでもわかる栄養学
ビタミンB群とは、水溶性ビタミンのうち、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、パントテン酸、
ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸、ビオチンの8種の総称で、 ビタミンB複合体(コンプレックス)とも呼ばれます。 発見当初はラットの発育に必須の単一の水溶性因子とされていましたが、後の研究で 複数種の物質からなる混合物であることがわかりました。 ビタミンB群は、いずれも生体内において、補酵素として機能することが知られてます。 B群はそろえてとると効果的 ビタミンB群はお互いに助け合って、エネルギー代謝に関係しています。 ◎ 疲れ、だるさ、眠気などの症状はB群ビタミン不足 神経の働きを正常に保つ働きをしています。不足すると、上の症状のほか、集中力の低下、 やる気がでない、憂鬱などの症状が現れます。 ◎ 肌荒れや口内炎はB群不足の危険信号 皮膚や爪、髪の毛、粘膜などを正常化する働きがあります。湿疹ができやすい、爪がもろい、 口内炎ができやすいなどの症状は、不足している危険信号かもしれません。 ◎ アルコールをよく飲み、偏食する人は不足しやすい 大量に飲酒し、食事を十分にとらないと、たんぱく質やビタミンが不足しがちです。 また糖質等の代謝のためにB群は使われます。 アルコールには、ビタミンB1の吸収を阻害する作用があるので、飲酒によって 二重の意味で不足しやすくなります。 ◎ 糖尿病や妊娠中の人は十分に補給を 糖尿病患者は、ビタミンB12が吸収されにくくなります。神経障害を合併する場合は、B12と 一緒にB1、B6を補給すると症状が改善することがあります。 またビタミンB6は妊娠糖尿病を予防します。ビタミンB6は妊娠中に必要量が増加するので、 不足しないようにすることが大切です。 ◎ 高齢者ほど気をつけてB群ビタミンの補給を 高齢者になると食事量が少なくなるため、B群ビタミンが不足しやすくなります。 ビタミンB6と葉酸には骨を健康に保つ働きがあるので、十分にとりたいものです。 ◎甘いものが好きな人、清涼飲料水をよく飲む人、ご飯をたくさん食べる人、 毎日激しい運動をする人は、不足しやすい。 摂取した糖質や脂質、たんばく質を効率よくエネルギーに変えるために、ビタミンB群を繁雑に とる必要があります。 特に、毎日激しい運動をする人は、普通の人の10~15倍くらいB群が必要で、運動する前後にとることが大切です。 ビタミンB群は、水溶性のビタミンなので、体内に長時間蓄えておくことができません。 そのため、毎日とる必要があるのです。理想は1日に何回かに分けてとることです。 水に溶けやすいB群、Cなどの、「水溶性ビタミン」は血液や細抱内外の体液中に 溶けてさまざまな働きをします。 しかも、ひと通り体内に行き渡ると、余った分は尿に混じって体外に出てしまいます。 そのため、とりだめができず、毎日何回かとる必要があるのです。 サプリメントは1日1錠のものよりも、2錠のものを2回に分けて飲むほうが効果的です。 また、水溶性ビタミンは、水分に溶けやすいため、調理するときに 水につけ過ざないように注意することも大切です。 ビタミンB群が欠乏しているのかもしれませんよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年11月22日 21時10分08秒
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