日日是好日

こんばんは　今年もあと一月になってしまいましたねぇ
クリスマスデザインにしてみました（笑）

さて　マグネシウムの話


成人の体内には約３０gのマグネシウム（[元素記号]Ｍｇ）が存在し、その７割は骨に含まれ、残りは筋肉・脳・神経に存在し、特に筋肉に多く含まれてます。

細胞の中に存在していて、不足すると骨から溶け出します。
その際、５倍ものカルシウムが一緒に放出されてしまいます。

　筋肉の収縮作用を促進し、神経の興奮性を抑えたりする働きもあり、生命活動に
重要なミネラルです。

　また、さまざまな脂質、糖質、たんぱく質の代謝反応に関わり、エネルギー生産に
役立っています。

　マグネシウムとカルシウムは相互に連携して働いていて、カルシウムが体内に
増えすぎないように調整をしたりしています。

　食事をきちんと摂っていると　不足する心配はありませんが　最近は　マグネシウムが含まれる
“穀物や豆類・海藻”などの摂取量が減り不足しがちです。

マグネシウムの吸収率には個人差があり　ストレス・過食・リンの摂取不足などによって　
尿中排泄量が増加します。

サプリメントなどで摂取する際は、マグネシウム１に対して、カルシウム２の割合が
良いと言われています。

多く含まれる食品
　　魚肉類・バナナ・ほうれん草・ごま・大豆・ワカメ・昆布。

欠乏症
　　　心悸亢進・神経興奮
　　　不足によりカルシウムも一緒に溶け出すため骨粗鬆症などの要因ともなる

過剰症
　　　腎臓障害のある人は注意が必要

　 お酒を多量に飲むと、アルコールと一緒に排出される量がふえるので、
つまみにはマグネシウムを多く含むものを食べましょう。

　にがりには要注意　

　にがりは、豆腐の凝固剤として有名で、主成分はマグネシウム・カルシウム・カリウムです。
　最近これを便秘の治療に流用したり、「健康にいい｣と服用するのがはやってますよね｡
天然ミネラル・にがりドリンクなるものも売られています。
「ダイエット｣に良いと「マイにがり」を持ち歩きなんにでもかけて食べる人さえいるそうです。

　これが原因で死者が出てるのです！！！

　マグネシウムは医師も安全な下剤として使用されますが、医者の使用する「マグネシウム｣は水に溶けにくい形の製剤です。
体内に入ると炭酸または重炭酸マグネシウムに変化し、腸管から吸収しにくい形です｡

　過剰なマグネシウムは腎臓からすみやかに排出され、医師処方のマグネシウムで
副作用はまずありませんが、腎機能が衰えていると、排出が遅れマグネシウム過剰症となります。

　一方「にがり｣は水に溶けており、（透明ですね）急速に吸収されると考えられます。
それで急性マグネシウム中毒から、筋肉融解壊死や心停止を起こしたものと考えられます。

　さらに「にがり」はその商品ごとに含有量も異なっており、知らず知らず過剰摂取して
しまうこともあります。

何でも過剰摂取は怖いのです。



あすはカルシウムの予定