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2005年12月02日
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カルシウム([元素記号]Ca)は体内で最も多く含まれるミネラルです。
体重の約2%ほど存在します。
99%は骨に含まれ、残りは1%は血液中に存在します。

 血液に含まれるカルシウムの働きは、心臓の収縮作用を促し、筋肉の興奮を抑え、
また、刺激に対する神経の興奮性を鎮めたりと、骨を構成する働きに劣らず重要です。
血液などに存在するカルシウムが不足すると、骨を溶かして血液中に補給します。

 摂取量が不足ぎみで さらに吸収率が非常に悪い栄養素です。
成長期でも40~50%、成人で30%程度で老齢期に入ると15%にまで低下してしまいます。
 カルシウムは リン(P)の摂取量との関係が深く Ca:Pの比が1:2~2:1の間で吸収が良く 
その範囲を超えてPの摂取が多いと吸収が悪くなります。
加工品やスナックなどからの摂りすぎに注意!

● 吸収に不可欠な因子
 ビタミンD・マグネシウム・胃酸
(H2ブロッカー等を飲んでる人は胃酸が押さえられてるので吸収が悪いです)

● 吸収を促進する因子
 アミノ酸・乳糖・母乳、牛乳中のカゼインの分解物(CCP)
 つまり 牛乳のカルシウムの吸収率が高いのは カゼインと一緒にとれるからです。

● 吸収を阻害する因子
 腸管内の過剰な脂肪酸・リン酸(ファーストフード・加工食品)・フィチン酸(豆類、胚芽)・高繊維食。


多く含まれる食品
  牛乳・乳製品・小魚・干しエビ・海藻類・ゴマ・切り干し大根。

欠乏症
   骨粗鬆症・歯がもろくなる・成長障害・神経過敏
   欠乏により結石ができやすいもいいます。

過剰症
   食欲不振など
   腎臓障害のある人は注意が必要
   サプリメント等からの摂取では高カルシウム血症(ビタミンDの過剰からくる)

 ビタミンDのところで説明しましたが 過剰摂取には気をつけてください! 

 
あすはリンの予定





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最終更新日  2005年12月02日 22時03分35秒
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