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カテゴリ:わんこでもわかる栄養学
カルシウム([元素記号]Ca)は体内で最も多く含まれるミネラルです。
体重の約2%ほど存在します。 99%は骨に含まれ、残りは1%は血液中に存在します。 血液に含まれるカルシウムの働きは、心臓の収縮作用を促し、筋肉の興奮を抑え、 また、刺激に対する神経の興奮性を鎮めたりと、骨を構成する働きに劣らず重要です。 血液などに存在するカルシウムが不足すると、骨を溶かして血液中に補給します。 摂取量が不足ぎみで さらに吸収率が非常に悪い栄養素です。 成長期でも40~50%、成人で30%程度で老齢期に入ると15%にまで低下してしまいます。 カルシウムは リン(P)の摂取量との関係が深く Ca:Pの比が1:2~2:1の間で吸収が良く その範囲を超えてPの摂取が多いと吸収が悪くなります。 加工品やスナックなどからの摂りすぎに注意! 。 ● 吸収に不可欠な因子 ビタミンD・マグネシウム・胃酸 (H2ブロッカー等を飲んでる人は胃酸が押さえられてるので吸収が悪いです) ● 吸収を促進する因子 アミノ酸・乳糖・母乳、牛乳中のカゼインの分解物(CCP) つまり 牛乳のカルシウムの吸収率が高いのは カゼインと一緒にとれるからです。 ● 吸収を阻害する因子 腸管内の過剰な脂肪酸・リン酸(ファーストフード・加工食品)・フィチン酸(豆類、胚芽)・高繊維食。 多く含まれる食品 牛乳・乳製品・小魚・干しエビ・海藻類・ゴマ・切り干し大根。 欠乏症 骨粗鬆症・歯がもろくなる・成長障害・神経過敏 欠乏により結石ができやすいもいいます。 過剰症 食欲不振など 腎臓障害のある人は注意が必要 サプリメント等からの摂取では高カルシウム血症(ビタミンDの過剰からくる) ビタミンDのところで説明しましたが 過剰摂取には気をつけてください! あすはリンの予定 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年12月02日 22時03分35秒
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