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カテゴリ:わんこでもわかる栄養学
成人の一日あたりの摂取必要量がμg(マイクログラム=1/1万g)という
とっても小さな単位のミネラル(微量元素) 過不足の問題はないといっていいでしょう。 と昨日もカキコしましたね。では、さくさくと進めましょう。 モリブデン([元素記号]Mo) 成人の体内肝臓や脾臓などに微量に含まれ、酸の生成に関係する酸化酵素の成分です。 尿酸の代謝に関わる酸化酵素の構成成分で、尿酸値を正常に保つ役割や鉄の働きを 助け貧血を予防する働きをします。 骨、肝臓や腎臓での幾つかの酵素の働きを助ける。糖質や脂質の代謝を助けます。 不足の心配はほとんどなく、むしろ、過剰摂取により、銅の排出を促してしまいます。 多く含まれる食品 豆類、緑葉類、乾燥ワカメ、バナナなど 欠乏症 成長遅延や貧血、疲労などがおこる可能性があると言われていますが、 特に問題なし。 過剰症 銅の排出を促進するため、銅欠乏の貧血の要因となる。 ● 食とはちょっとずれたモリブデンの話。 ○ クロム同様にステンレス鋼の材料となります。 たゆも最初に浮かんだものは、「モリブデン鋼の包丁」でした。(〃'o'〃) マンガン([元素記号]Mn) 成人の体内には約20mgのが存在してます。 25%は骨中に、ついで肝臓、すい臓、腎臓、脾臓、毛髪などに含まれます。 たんぱく質の合成や糖質の代謝に関係をしています。 骨の生成、生殖機能などを維持するためにも不可欠です。 また、活性酸素を抑えるSOD酵素の構成成分でもあり、抗酸化作用にも関わっています。 多く含まれる食品 肉類、豆類、酵母、キウイフルーツ、干ししいたけなど 欠乏症 骨形成、血液凝固能、糖質、脂質の代謝、生殖機能、皮膚の代謝、運動機能 (通常の食生活では問題なし。) 過剰症 運動失調や、パーキンソン氏病など ● 食とはちょっとずれたマンガンの話。 ○ 一番有名な用途は、二酸化マンガンが乾電池。その他鉄鋼用途で使われる。 ○ 鉱工業ではマンガン中毒という問題もある。(中枢神経障害、精神障害、呼吸器障害などを呈する) あすは、セレン、ヨウ素の予定 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年12月05日 21時55分40秒
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