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カテゴリ:わんこでもわかる栄養学
成人の一日あたりの摂取必要量がμg(マイクログラム=1/1万g)という
とっても小さな単位のミネラル(微量元素) 過不足の問題はないといっていいでしょう。 むしろ ミネラル=金属は毒性が強いため、過剰摂取は危険です。 さてさて 予定では「亜鉛」ついで「銅」「鉄」のつもりでしたが、 食事摂取基準のない 本当に微量しか必要でない、また その働きが明確化されてない その他を先に済ませます。 というのは、「亜鉛」「銅」「鉄」は微量元素といってますが、必要量が多めで、 どちらかといえば欠乏しがちなミネラルだからです。 イオウ([元素記号]S) メチオニン、システインなどの含硫アミノ酸として、たんぱく質に含まれて存在します。 皮膚、毛髪、爪などの組織を作っている成分でもあります。 ビタミンB1など一緒に働き、糖質や脂質の代謝に関わっています。 また、有害物質が蓄積させない解毒作用などももっています。 毛髪や爪、皮膚を強くし、髪にツヤを与え、健康的な爪をつくります。 また、軟骨や腱、骨などにも、イオウが含まれます。 肌のトラブルに有効で、皮膚クリームや軟膏にもイオウが含まれます。 ● たまねぎ等の、匂いや辛味の成分はイオウの化合物です。 ● 茹ですぎた卵の黄身の黒くなるのもイオウによるものです。 多く含まれる食品 卵・チーズ・牛乳など(たんぱく質に多く含まれます。) 欠乏症 タンパク質食品さえしっかりとっていれば不足する心配はありません。 また、欠乏症も知られていません。 塩素([元素記号]Cl) 成人の体内に約150gの塩素が存在します。 ナトリウムやカリウムと結びついて、食塩(塩化ナトリウム)や塩化カリウムとして細胞の 内外に存在するほか、塩酸として胃液のなかに含まれています。 血液中では、ほかのミネラルとともにpHの調整に役立っています。 ● 塩素といえばプールをはじめとした水の消毒薬や漂白剤。 過剰なものは体外に排出されますが、腸内細菌などを死滅させてしまいます。 多く含まれる食品 海藻類、食塩、水道水など (主に食塩から摂取してます。) 欠乏症 食欲不振、消化不良、栄養素の吸収阻害 コバルト([元素記号]Co) 体内には約1.5mgのコバルトが存在します。 そのうち15%ほどがビタミンB12の構成成分としてで、後の85%の働きは不明です。 骨髄での造血機能に不可欠で、赤血球の生成にも関係しています 多く含まれる食品 肉・レバー・カキ・貝類・乳製品 など 欠乏症 疲労・食欲不振・発育不全・貧血・うつ病・神経痛 過剰症 甲状腺肥大。 慢性中毒の場合うっ血性心臓衰弱、甲状腺肥大。 フッ素([元素記号]F) 微量のフッ素が骨や歯に存在しています。 歯医者さんでは歯のフッ素加工などをしてくれますが、フッ素が不足するとむし歯になりやすくなったり、骨の多孔病を引き起こしやすくなります。 ● 最近の研究では、フッ素は人体に有毒であることがわかっています。 虫歯予防につながるが、内科学的見地から見ると、がんを50%増やし、ダウン症児の出生確率を60%増やすといわれています。 フッ素の使用は 歯医者さんの指導のもとで行いましょう。 バナジウム([元素記号]V) バナジウムは、クロムと同じような作用を持っているようです。 人体内でインシュリンに似た働きをする(血糖値を下げる)ため、 糖尿病治療薬になるのではないかと注目されています。 生物のホヤの中には、血液(血球中)にバナジウムを高濃度に含む種類があります。 ● 糖尿病患者の血糖値を引き下げる作用があるとの発表で注目を浴び、 動脈硬化、高血圧症などの改善などにも効果があると言われ、研究されています。 が 正確なところはわかってません。 明日こそ亜鉛の予定 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年12月07日 21時46分17秒
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