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テーマ:食生活と健康(649)
カテゴリ:食と健康
夏といえば食中毒? ってことはないですが 昔から 6月30日には 半年の穢(けが)れを祓い、 無事に夏を過ごせるよう祈願する 「夏越の祓」が 行われてきました。 6月のと12月の末日は「大祓」といい 701年の大宝律令によって正式な宮中の年中行事に定められたそうです。 6月30日は「夏越の祓」「夏越神事」「六月祓」ともいい 茅(ちがや)で作られた大きな輪の中を 「水無月の夏越の祓する人は千歳の命延というなり」 と唱えながら 左足から踏み入れて 左まわり、右まわり、左まわりと八の字に三回通って穢れを祓う 「茅の輪(ちのわ)潜り」をします。 または 「蘇民将来(そみんしょうらい)。蘇民将来。」 と唱えるそうです。 蘇民将来ってのは JRのポスターが「セクハラ」だって話題になった 黒石寺蘇民祭 の蘇民信仰と同じです。 武塔の神(たけあきのかみ)が旅の途中、ある村で一夜の宿を請うたところ、 裕福な巨旦将来(弟)はこれを断り、 兄の貧乏な蘇民将来はこれを受け入れて、栗の飯でもてなしたそうです。 その後旅の帰りに再びこの村を訪れた武塔の神が宿を与えなかった 巨旦将来の一族を皆殺しにしてしまいましたが、 その際に蘇民将来の家族と 巨旦の家に嫁いでいた蘇民の娘だけは目印として 「茅の輪」を腰に付けさせて助けたといいます。 「私は須佐之男命(すさのおのみこと)なり、 後の世に疫病あらば蘇民将来の子孫といい、 腰に茅の輪をつける者は疫を免れるであろう」 とおっしゃったそうです。 たゆは旅行で行った金沢でくぐったのが初体験でした。 最近は東京でも食べることができますが 京都では夏越祓に「水無月」という和菓子を食べる習慣があります。 白の外郎生地に小豆を乗せ、三角形に切ったお菓子です。 小豆の赤い色は魔を祓う「意味があり、三角の形は暑気を払う氷を表していて、 宮中では この日に氷室に保管しておいた氷を食べたそうです。 食中毒を防ぐために 皆さんも茅の輪くぐりいてみませんか? ちなみに 今年は 旧暦6月30日は「ない」そうです。 次は 食中毒の話をカキコします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年06月24日 23時38分07秒
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