男たちは国を守ろうと戦い
女たちは次代を作って、家を守ろうと励む
それぞれの戦い方で戦っていますねー
目的は同じなのに、方法が違うから対立し
どちらかしか生き残れないのが切ない
<文>
義理母娘の争いに巻き込まれた文ちゃん
銀姫に仕えることになったはずなのに、
正室から奥のリストラ担当にも指名され、
成功しても恨まれ、失敗したら追っ払われるだけという四面楚歌
城移りの理由もわからないまま引き受けたので、
銀姫さまにも叱られています
……門前の小僧云々と言うけれど、
……松陰塾におにぎり持って行って、きゃっきゃしてただけで
……寅兄たちが議論していた話も、読んでいた本も身になってないなぁ
……だから、感情でしか物が言えないとか言わないw
リストラ要員を選定しろと言われたはずなのに、
奥勤めの誇りを知りたいって……自分で見つけろよ
そもそも、嫌な仕事でも黙々と働くうちに、誇りを持つもんでしょ
「なぜ生きているのか」と尋ねるべき相手は、殿じゃなくて坊さんだ
なのに、一生を奥勤めする覚悟があると言っただけで、
国島さまから信頼を受けるなんて……
国島さま、道具ばかりを見てて、人を見る目を失くしてませんか?
使いもしない道具の手入れをしているうちに、
役目を果たさないまま朽ちていく道具と老いた自分を重ねてしまった国島さま
飾り道具を放出したところで、実用品にはされないことにも気づかないのは
世間知らずだからか、「老いても役に立つ!」と思いたいのか
弱気になった国島さまの心に入り込んだ文ちゃん
使ってない道具を売って金を作り、
その金を持たせて、老病者に退職勧告するんだって
売り払う嫁入り道具って、普段は使わなくても価値のあるものじゃん
そういうものを城が売った=財政困難 って示してるようなもの
売るなら、普段使いの道具や姫さまが着た小袖や打掛からだよね
嫁入り道具を売っても、買った人は使わないよ
飾って、眺めて、自慢して、終わりだよ
金を持たせて、怨みを持たせずに城から下がらせたら、
人づての噂も城の宝と言い切られ、
感動して、人員削減を自ら申し出た銀姫、残念!!!
減った人員以上に、側室候補が大挙してきたよ
正室たちの方が一枚上手だったね
そして、正室と銀姫の部屋から下がらせる人員選定は誰がするの?
さらに、文がリストラしたために、銀姫が恥をかいた、と
銀姫親衛隊たちからは怨まれるなぁ
<椋梨さまと周布さま>
この二人、徹頭徹尾、好敵手だよね
幕府に恭順するか、抵抗するかの違いはあっても、
藩を第一に考えているのは同じ
徳川は続かないなら倒す周布さま
集権組織に従うつもりの椋梨さま
この二人、昔は机を並べて、同じ理想を語ってたこともあるのかなぁ
と想像すると、凄く滾る
しかも、周布さまの元に椋梨さまが来て、
直接殺さず、でも藩を一つにまとめるための礎が必要と説き
周布さまが切腹して、結束の象徴にならざるを得ない状況に持っていく
さすが、椋梨さま!
あ~、今年が女大河じゃなかったら、
周布さまと椋梨さまの少年時代から、机を並べて学び、
やがて道を違え、反目し、それぞれが派閥を作っていがみ合いながら、
心のどこかでは互いに昔の思いを持ち続け、
相手に任せても長州藩は永らえるだろうと信頼しながら、
長州藩が日本の中心になるまでを描くのも面白いだろうに……
<辰路さんと幾松さん>
辰路に男児が生まれたよ!
これで久坂家は安泰だよ!