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カテゴリ:読書感想文
久々に一気読みしました 「天使と悪魔」「ダ・ヴィンチ・コード」などのラングドン教授シリーズ、 今回の舞台はスペイン、マドリードやバルセロナをラングドン教授が美女と一緒に駆け回ります 内容は、ネタバレになるので割愛しますが このシリーズの楽しさは、現地の描写が詳細なことです 本の扉にも書かれています 「この小説に登場する芸術作品、建築物、場所、科学、宗教団体は、 すべて現実のものである。」 現実なんですよ? 空想のものじゃないんですよ? 本を片手に、ルーブル美術館を巡って、描かれている絵画の謎を見て回りたい!と思ったものです 残念ながら、ルーブル美術館に行った後にこのシリーズを知ったので、実現してませんが 今回は、マドリードの王宮やサグラダ・ファミリア、ビルバオのグッデンハイム美術館などスペインの観光名所が出てきて 「われわれはどこから来たのか、われわれはどこへ行くのか」という問いへの答を巡って 最先端のテクノロジーと宗教の対立や、宗教間対立に王宮が絡むので、 情報操作や情報撹乱、カーチェイスならぬ航空機やヘリコプターでの逃走、 実体のない案内人、謎の首謀者、王を操る老司教、コンピュータに長けた王宮広報官など怪しい人も満載 相変わらず、ラングドン教授は美女と出会って、美女と一緒に逃げ回って、 思いがけずに元軍人と戦ったり、銃を撃ったりしています お得意の宗教象徴学に基づく絵画解説はなくて、 シンボルの解読や詩の一節を思い出すこと、パスワードを見つけることに費やされています 中盤からは化学実験や物理学の話が中心になっていて、さっと読める内容じゃないです 何を言おうとしているのか、それが事件とどう関係しているのか、 理解しようとするほど、ドツボに嵌るパターン 殺人事件の犯人も、最初は王宮のあの人かと思い、宗教のこっちの人かと思えば 職員のこの人と思いつつ、あぁ、その人でしたか……という気持ちいい裏切られ感 主人の命令には忠実で、忠実すぎて驚くようなことをしでかすウィンストンみたいな秘書が欲しいです 私の想像では、細身でイギリス風スーツを着ていて、眼鏡をしていて、 黒い短髪をセンター分けかオールバックにして、腕時計ではなく懐中時計で、 パソコンは自分で組む派で、洗濯方法から遺伝子工学まで語り、 主人がどんくさいことを言ったら、片頬を歪めて鼻で笑う ……それってほぼ右京さんかw 素敵な秘書なら、「ジーヴス」も好きです オリジン 上【電子書籍】[ ダン・ブラウン ] オリジン 中【電子書籍】[ ダン・ブラウン ] オリジン 下【電子書籍】[ ダン・ブラウン ] でかした、ジーヴス! ウッドハウス・コレクション / ペラム・グレンヴィル・ウッドハウス 【本】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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