確定申告書の清書をしているらしいけど、・・・。
犬の視点に変換しています。深刻書を清書しているらしい。「来月十日ごろいかなくちゃ」と言ってはいた。犬走につながれて事務所の方を見ると頭を抱えている。心配になったので応援に行くことにした。「何か困ったことでもあるのか」「儲かっていない。この倍ぐらいなくちゃなぁ」と、・・・。「いくらかは納税しなくちゃならないけど、日本人としての義務は果たせていないかも」(お断りしておかなくちゃなりません。彼は年金生活者ですけど、「同級生に比べると月平均七万円くらい受取額が少ない」とこぼしていたことがある。)「ねぇ。私を扶養にしたら」「バカ言うじゃない。まだ犬のままの姿じゃないか」「人間になりたいとは思っているもののそうたやすいことじゃなかった」お母さんも、お姉ちゃんも働いている。よって、お父さんには扶養者はいない。「それでいてこの税額じゃ、生活できているだけだな。やれやれ。」山のおばあちゃんも妹さんの扶養になっている様だ。「それで時々、芙蓉酒を吸い上げているのかな」(犬の感想である。)「いまのところ、借金というものがほとんどないし、病気はそれなりにしているけど、自分で解決している様だ」ちなみにかれの生業は薬屋である。「健康でいられるうちはよさそうだが、・・・。」「犬の手助けできることじゃなさそう。自助努力が求められているらしい」