ヒバとその利用方法。
まずヒバとは「干し葉」のことです。この地方は野沢菜が有名ですが、その残りのものを洗って、冷風乾燥させたものでカラカラになります。この地方に残されているしみ豆腐や氷もちの原理と同じです。それを大きな鍋で茹でて灰汁抜きします。2センチくらいの大きさに切って、お結び大に丸めて冷凍庫に保存しておきますといつでも使えます。これから女房たちは買い物に行くらしい。酒かすを買ってきてもらことにした。今夜は粕汁にしましょう。「どこからか 太陽の味 粕の汁」まず鍋にお湯を沸かせて、出し、酒かす、みそで味を調えたところに先ほどのものを投げ入れます。冬場ならしょうがのおろしを加える。まことに温まります。色取りのために,長ネギの緑の部分や、にんじんを千切りにしたものを加えてもよい。いつくかの海草を入れてもよいが、我が家では海藻類は入れていません。粕のビオチンや乳酸菌と野沢菜の食物繊維の効果が期待できます。簡単な便秘ならこれだけで解決がつく、酒かすはケチらないに限る。工夫していただければ、おやきの具材にもなる。