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TEA TIME

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2005.07.11
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職場の老人ホームにて、食事介助中の出来事。

私が食介をするときには、大体いつも同じ人を担当している。
いつも目を閉じたままで、口に食事を運ぶと良く食べてはくださるものの、
言葉もなく、無表情。

さて、いつもどおりに食事を始めようと
「さ、ご飯にしましょうか」と声をかけた。
すると、ちょっとうなずいてくださったような気がした。

そして、いつもどおりに介助を進めていて、
途中で「じゃ、次は玉子焼きを食べましょう」と口に運んだら
口を閉じたまま、横を向かれた。

「あら、気分じゃなかったですか?じゃあ、かぼちゃの煮物はいかがです?」
と言ったら、口元を緩めて、今度はちゃんと分かるくらいうなずいてくださった。

その後も自分が食べたくないものは、首を軽く横に振り、
食べたいものだと、にっこりと口をあけてくださる。

結局、準備されていた食事は全部召し上がられた。

今までは、口に運ばれたものを黙々と食べるだけだった人が
自分の意思を主張されて、自分の食べたい順番で、完食。

当たり前のように思えるが、介護の現場に行くとそれが当たり前ではない。

それだけに、ものすごく嬉しかった。

「こんなにおいしそうに食べてもらって、うれしかぁ~」
と言ったら、そのかたはささやき声で
「おいしかったよ」とおっしゃった。

ただ、時間に追われている現場では、こういう食介は煙たがられる傾向にある。

やっぱり復帰するなら、ホームヘルパーかな・・・。





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最終更新日  2005.07.12 09:31:01
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