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クラウドドライブといっても、雲の上にサーバーがあるわけではなく、地上の施設にサーバーがあるはずなのに、なぜか雲のイメージで描かれることが多いのが「クラウドドライブ」(オンラインストレージ)です。
パソコンだけでなく、スマホやタブレットなどからも利用できるオンラインストレージサービスは、複数端末利用者にとって、とても便利な存在です。 例えば、すぐ隣に置いてある自分の2台のパソコンの間で、数行のテキストをコピー・ペーストすることはできそうでできませんが、ネットに接続していれば、メモ帳のファイルをオンラインストレージ上に保存することによって簡単にできます。もちろん、OneNoteを使えばもっと簡単にできますが。 Windows10のパソコン同士であれば、2019 年 5 月のWindows10の更新で、クラウドベースのクリップボードを使用して、PC 間で画像やテキストをコピーして貼り付けることができるようになりました。 [スタート] ボタンを選択し、[設定] > [システム] > [クリップボード] の順に選択した後、トグル ボタンを使用して、[クリップボードの履歴] と [デバイス間で同期する] の両方を有効にします。Win + V ショートカットを使用してクリップボードに簡単にアクセスすることもできます。 ストレージ容量の小さいノートパソコン1台だけの利用でも、自宅と外出先の両方で自由に利用できるオンラインストレージはやはり便利です。 マイクロソフトのサブスクリプションサービスのOffice 365では、Word、Excel、Power Point、AccessといったOfficeアプリ(デスクトップアプリ)の最新版を利用できたり、Office Online(Webブラウザーで使えるOffice)を利用できたりしますが、OneDriveというオンラインストレージの1TB(1000GB)の容量を利用することもできます。 なお、Office 365ユーザーでない場合は、OneDriveを無料で5GBまで利用できます。 1TBのOneDriveは、Office アプリのおまけのようにも見えますが、実はOneDriveとOffice アプリは両輪のような関係だと思います。 OneDriveがあることによって、Office アプリで作成したファイルにいろいろな場所で、そしていろいろな端末からアクセスすることが可能になります。 特に、Officeアプリがインストールされていないパソコンでも、Webブラウザーで使えるOffice Onlineを使って、WordやExcel、PowerPointなどのファイルの新規作成、既存ファイルの編集ができますが、この場合はOneDriveとセットで使用することが前提だと思います。 あたかも、ソニーのnasneに録画したテレビ番組を、いろいろな場所で、いろいろな端末から視聴できるのと同じ便利さです。このアクセスのしやすさ、利用のしやすさがnasneの価値になっています。 それと同じで、いろいろな場所で、いろいろな端末からファイルにアクセスできることが、Office アプリの価値を高めます。 パソコン、スマホ、タブレットなどは、ネット接続での利用が前提の時代なので、OneDriveというオンラインストレージを活用することで、パソコン、スマホ、タブレットの便利さも向上します。 OneDriveには、Office アプリのファイルだけでなく、スマホの写真や動画ファイル、音楽ファイル、PDFファイルなど、様々な種類のファイルを保存することができるので、仕事だけでなく、趣味にも役立てることができます。 スマホのストレージの容量不足も解消できます。1TBのOneDriveの活用を前提とすれば、スマホ購入の際も、ストレージの少ないモデルを購入しても困りません。 スマホ、タブレット用のOneDriveアプリをインストールして、Microsoftアカウントでサインインするだけで利用できます。 Office 365ユーザーであれば、1TBの容量のOneDriveを利用することができるので、活用したいものです。 Office 365 for Businessのプランであれば、無料の5GBのOneDriveと1TBのOneDrive for Businessの二つを利用することができます。 Office 365 for Businessのプランに加入する時には、Businessプラン用のアカウントを作ることになります。OneDrive for Businessは、Businessプラン用のアカウントが対応することになります。 例えば、iPhoneのOneDriveアプリには、複数のアカウントを登録できるので、Office 365 for Business用のMicrosoftアカウントと、普段使っているMicrosoftアカウントの二つをアプリに登録することによって、無料の5GBのOneDriveと1TBのOneDrive for Businessの二つをアプリの中で切り替えて利用できます。 なお、Office365 soloのプランでは、無料の5GBのOneDriveを1TBまで拡張して利用することになるので、利用できるOneDriveは一つです。 米国のOffice365 Homeのプランは、1契約で1TBのOneDriveを6個(計6TB)利用できるという、日本では信じがたいサービスです。 ☆関連記事 ▼うらやましい、米国Microsoftの「Office 365 Home」。日本でも販売してほしい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019.08.01 09:14:45
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