カテゴリ:データ分析
先日、地球をかすめて飛び去った小惑星「2019 OK」は、過去3年間に0.2LD以下まで地球に接近したNEO(Near Earth Object)の中で、最大のものでした。 2017年にも20m以上の大きさのNEOが2個0.2LD以下の距離まで接近していました。 NASAのサイトから、NEOのデータをダウンロードして、Excelで下処理してからPower BIでグラフにしてみました。 下のグラフは、過去3年間で「1LD(地球と月の平均距離)」以下の距離まで接近したNEOについて、横軸をLD(距離)、縦軸を推定サイズ(推定の下限値)とし、円の大きさが推定サイズを反映するようにして示したものです。 上から順に、「3年間の全データ」「2017年のデータ」「2018年のデータ」「2019年のデータ」のグラフになっています。
▼2017年~2019年 ▼2017年 ▼2018年 ▼2019年 Microsoft Power BI Desktopは、無料で試用することができます。Windows10であれば、Microsoftストアからインストールすることができます。Windows8.1では、インストールファイルをダウンロードしてインストールする形になります。 Power BIは、データ分析ツールとしても手軽に利用できるようになりました。Excelでは作成できないグラフも作成でき、初期の頃にはできなかったグラフのPDFへの書き出しもできるようになっています。日々進化しているようです。 Power BIにデータを読み込ませてしまえば、かなり簡単に分析やデータの視覚化ができるのですが、それに至るまでのデータの下処理が大変だったりします。 NASAからダウンロードしたデータでは、一つのセルに複数のデータが入っていたり、「m」単位と「km」単位のデータが混在したりしているので、ExcelやPower BIで分析できるような形になるまでデータを処理する方が、分析やグラフ作成よりも大変だったりします。 ☆関連記事 ▼NASAのNEOデータの可視化の試み:「R」によるアニメーショングラフ:小惑星(Asteroid)の散布図です ▼地球をかすめた小惑星「2019 OK」は、0.2LD以下の距離に接近したNEOの中で過去最大だったようです:NASAの1万3千件以上のNEOデータから ▼【グラフを追加しました】:小惑星「2019 OK」はOKでしたが・・・:7月25日に地球とニアミスした、今年最大の小惑星の名前です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019.10.16 07:31:19
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