気象庁のサイトに「日本の年平均降水量偏差(mm)」というデータがあります。これは、各年の平均降水量の、基準値との差を示すものです。基準値は「1981〜2010年の30年平均値(mm)」です。
「日本の年平均気温偏差(℃)」では、長期的な上昇傾向が明らかなのですが、「日本の年平均降水量偏差(mm)」の方は、明確な上昇傾向は見られず、周期的に変動しているようです。
以下の図は、2018年までのデータのものですが、長期での傾向線は、ほぼ横ばいになっています。意外なことに、わずかに低下しているような傾向線になっています。
長期的には、「日本の降水量が増加傾向にある」ということはないようです。なお、近年は、降水量が多い時期のようです。