2760575 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

One of my favorite things is ...

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2020.01.27
XML
カテゴリ:データ分析
 html形式やPDF、Word形式のレポートなどを簡単に作成できる「R Markdown」の便利な機能を利用すると、定型の週次レポートなどの作成を自動化できます。

 「RPA」が人気になっているようですが、
R Markdownを利用する方法では、すべて無料のアプリで対応することができます。R Markdownで対応できる処理内容であるかどうかを初期費用ゼロで試すことができます。

 学術研究者が「R」を利用しているというイメージが強いですが、研究分野以外でも「R」は役立ちます。


 
なお、R Markdownについては、こちらの連載記事「R Markdownで楽々レポートづくり」がとても参考になります。

 さて、こちらのインフルエンザの「定点当たり報告数」の記事は
R Markdownで作成したhtmlをそのまま貼り付けています。楽天ブログでは、R Markdownで作成したhtmlをそのまま貼れないため、Bloggerのページに貼っています。R Markdownで作成したhtmlには、グラフの画像情報もすべて含まれています。

↓自動処理によって、データを更新して、3分程度で下記のようなレポートが完成します。


 R Markdownで、データを更新すると、グラフが更新されるようになっていますが、文章部分では、まだ
インラインコード」を使用していません。今後作成する記事では、インラインコード」を活用していきます。

 R Markdownで、「インラインコード」を活用すると、定型の文章中に当該週の数字、前年比、前週比などの計算結果を自動入力することができます。もう、電卓をたたいて、前年比や前週比の計算結果をレポートに手入力する必要はありません。

 文章中にある `r wnumt``r if(Z > Y) "増加" else "減少"` `r round(Z/X*100,digits=2)` など、`r ... ` という「`」で囲った部分
がインラインコードです。Rの変数の値やRの処理結果が、その部分に表示されます。

 `r if(Z > Y) "増加" else "減少"`の記述によって、今週の数字(Z)が前週(Y)を上回っていたら、「増加」、下回っていたら「減少」というように表示させることができます。

 下記にR Markdownでの
記述例と出力結果例があります。数字や計算結果が自動で文字列として文章中に表示されるので、定型レポートの作成が非常に簡単になると思います。


<変数の設定>
 
レポートの文章中の「インラインコード」にすべてのRの処理のコードを入れる訳ではなく、複雑な処理は文章とは別に処理する形になります。
wnumt <- 3
wrow <- 12
#df_infには、国立感染症研究所からダウンロードしたデータを入れています。下の表のように、行が年、列が週のデータです。年をまたぐ場合には、縦型(ロング型)のデータ形式にしておく方がいいかもしれません。前年比、前週比のグラフは、ロング型データを基にしています。



Z <- df_inf[wrow ,wnumt+1] #12行、4列目に今週(第3週)のデータがある場合

#前週のデータ
if (wnumt <= 1)  Y <- df_inf[wrow-1,53] else  Y <- df_inf[wrow ,wnumt]
#前年のデータ 
X <- df_inf[wrow-1,wnumt+1]  

---------------------------------------------------------------------------

<R Markdownでのレポート本文の記述例>
「インフルエンザの定点当たり報告数」は、2020年の第`r wnumt`週(1月13日~1月19日)では`r Z`で、前週の`r Y`から`r if(Z > Y) "増加" else "減少"`しました。

 第`r wnumt`週は、前年比`r round(Z/X*100,digits=2)`%、前週比`r round(Z/Y*100,digits=2)`%となっています。
 下のグラフは、第`r wnumt`週(1月13日~1月19日)のものです。

---------------------------------------------------------------------------

<レポート本文の出力結果:太字部分が自動表示の部分です>
「インフルエンザの定点当たり報告数」は、2020年の第3週(1月13日~1月19日)では16.73で、前週の18.33から減少しました。
 第3週は、前年比31.03%、前週比91.27%となっています。
 下のグラフは、第3週(1月13日~1月19日)のものです。  
    
   



とりあえず、「R」を始めるのに参考になります



RStudioの環境はとても便利です。私もRStudioを利用しています。


★おすすめの記事 ​​



◆プロ野球 セ・パ両リーグの球団別年間入場者数の推移(1952年~2019年)です:「R」によるバーチャート・レース​

◆Excelを使わないデータ分析・処理:「グラフ作成」「データ前処理」の方法:繰り返し作業に向いている「R」のコードを使用する方法です

◆過去11年間の週別のインフルエンザの「定点当たり報告数」の推移のアニメーション・グラフです

◆インフルエンザの流行が始まったようです:今年は流行の始まりが早いようです

◆今後、アマゾン・プライム・ビデオは「Edge」ブラウザで観ることにしました:動画配信サービスの「HD」画質と「HD 1080p」画質。回線速度によって決まるというけれど、それは本当でしょうか?

◆Netflix:「ストレンジャー・シングス NG集」が公開されました:「Bloopers」とは「NG集」のことでした。​

◆Netflixの4半期決算報告で紹介されている作品は?:決算報告資料は、Netflixの話題作を探す一つの手段です

◆Netflix (NFLX)の第3四半期決算発表で、NFLXの株価上昇:1株利益が予想を上回る:「ストレンジャー・シングス」効果?で有料会員数の増加数は前年同期を上回る






◆How Windows Sonic looks like.​​:Windows Sonic for Headphonesの音声と2chステレオ音声の比較:7.1.2chテストトーンの比較で明らかになった違い:一目で違いがわかりました

----------------------------------------------------------------------------------------------------------
​​
​​​​​​





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2020.01.31 20:00:02
コメント(0) | コメントを書く


PR

Recent Posts

Free Space







Rebatesお友達紹介キャンペーン

​​​​

Category

Archives

Comments

digital_21@ Re[1]:◆【新型コロナ】やっぱり、PCR検査(08/02) 背番号のないエース0829さんへ すてきな内…
背番号のないエース0829@ Re:◆【新型コロナ】やっぱり、PCR検査 「日本一遅い成人式が、無事終了 !!」に、…

Keyword Search

▼キーワード検索

Rakuten Card


© Rakuten Group, Inc.
X