電子雑誌・電子マンガの閲覧に最適なモニターは、32インチ以上のサイズの4Kモニターか?
電子雑誌の解像度は、縦1920ピクセル、横1400ピクセル前後のものが多いようです。WQHDの解像度(2,560×1,440)のモニターで十分かと思っていましたが、WQHDの解像度では、縦の解像度が足りていません。もっとも、WQHDの解像度の32インチモニターでもフルHDモニターに比べると、ずっと快適に閲覧可能です。電子雑誌の解像度からすると、WQHDモニターを縦に回転させると、縦が余ることになりますが、1ページずつ見るにはちょうどいいようです。しかし、見開き状態で閲覧しようとすると、WQHDの解像度(2,560×1,440)のモニターでは、電子雑誌によっては横幅が大丈夫な場合があったとしても、やはり縦は絶対的に足りません。なお、12.9インチiPad Proの画面は、2,048 x 2,732ピクセルなので、1ページ単位であれば、現行の電子書籍・マンガのスペックに十分対応できています。見開きでも対応できている場合があるでしょうが、12.9インチのサイズでは文字を読むのがしんどいでしょう。電子雑誌を本来の解像度を活かしながら、見開きで閲覧するには、4K解像度のモニターが望ましいということになります。雑誌の記事を読むことも考えると、モニターのサイズは32インチ以上であることが望ましいでしょう。なお、電子雑誌の用途ではHDR対応などは不要です。画面があまり大きすぎると、頭を動かす必要があるので、記事の読みやすさなどから、個人的には32インチくらいがいいように感じています。視力の良い方は、43インチモニターから少し離れて閲覧するというのもありかもしれませんが、試していないため何とも言えません。それから、色数とかもモニターの重要な要素です。安い4Kモニターだと、1670万色表示のものがほとんどです。電子雑誌の用途であれば、HDR対応なんかよりも10bitカラーかどうかのほうが大事です。