フィッシュ・アイ

予告を見て、以前から楽しみにしていた、
『フライトプラン』を観てきました。

７０点です。

ジョディフォスターの演技もいいし、
飛行機の中で少女の存在が消えるという設定もおもしろい。

しかし、ストーリーに腑に落ちない点がいくつもあって、
なんだかすっきりしないのです。

ネタばれするので詳しくは書きませんが、
犯人の目的が？？？です。
もっとすごい理由があって事件を起こしたのかと思ったのに……。

『フライトプラン』というタイトルから
想像していた結末と違っていました。


同じ謎解き系で『SAW』を観た後の
「すごい！」という感動が味わえなかったのが残念。


そういった意味では、
予告編のできは１００点満点ですね～。



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追加です。

これを書き終わってからお風呂に入りながら、
「なんでこの映画は感動が少なかったんだろう」と考えていました。

わかったような気がします！

人間の心理が描かれていないからだと思います。

現実の犯罪でも、「なぜあんな犯罪を犯したんだろう」って
気になりますよね。

犯人の動機を知りたいのが、
人間の心理です。
それをうまく使って謎解きしていくのが、サスペンスもののおもしろさです。
『古畑任三郎』がおもしろいのはそこなんですね。
見ているほうも、犯人はわかっているけど、
どうやって犯罪を犯したか、どんな心理状態であったかを
解き明かしていくからおもしろい！

『フライトプラン』にはそれが全くないのです。
犯罪の手口は筋書きがあるが、
「なぜそこでこうしなきゃいけなかったのか」
「どうしてそんな行動をしたかったのか」が全然わからないまま
終わってしまうのです。

そこだったのです！

映画は、ワイドショーではないのです。
この映画は、ワイドショーの再現フィルムみたいな感じなのです。
実際に起こった奇跡の再現なら感動しますが……。


自分の謎が解けてスッキリしました。