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ニシキテグリ24
自分の周りで起きる出来事や情報を、魚眼レンズで見るように幅広く書き綴っていきます。ジャンルは、旅行、スキューバダイビング、映画、食、コスメ…といろいろです。
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『蛇イチゴ』で監督デビューした西川美和監督の 第2作目の『ゆれる』を試写で観てきました。 オダギリジョー演じる早川猛と香川照之演じる早川稔の兄弟が、 つり橋の上で起きた事件がきっかけで それぞれの人生を見つめ直すことが主題になった映画です。 詳しいストーリーはココに書かれています。 刑務所の面会室で、兄弟がお互いを疑い合い、ののしりあうシーンは とても恐ろしかったです 出したくても出せなかった感情が一気に噴出す瞬間が 演技派の二人によって、すごくリアルに演じられていました。 特に香川さんの目の演技はすばらしかったです 狂気をおびたような目、優しい目が交互に現れ、 まるで多重人格のよう。 殺人を犯したのか、そうでないのか 観ている人間は猛と同じ立場に立たされて、 混乱して「ゆれて」しまいます。 原作、脚本も西川監督です 原作は彼女が見た悪夢がもとになっているそう。 西川監督は、仲のよい男友達が女性を崖から突き落とす(もしかしたら偶然の転落) のを目撃し、自白を勧めます。 留置所の面会で男友達が死んだ女性を口汚くののしったのを聞いた 監督は、その男友達の事件に深くかかわってしまったせいで、 「自分の仕事や人生にヒビが入ってしまう。 がっかりだよ。冗談じゃない。何なわけ?」と思ったところで 目が覚めたそうです。 この夢の「友達関係」を「兄弟」に置き換えて この作品をつくりあげたのです。 血のつながっていない友達を、兄弟に置き換えることによって、 より深い葛藤を描くことに成功しています。 悪夢を映画にかえる鬼才西川監督の第2弾は 「夏の話題の1本」になることまちがいなしです
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