ラマダンに学ぶ
私がバリに旅行していたときは丁度『イスラム教』の方々は『ラマダン』という断食の時期でした。ポルブドゥールやプラバンナーという世界遺産の寺院を参詣するには、屋台も静かで情緒あったのですが、私のガイドさんもイスラムの方で一緒に歩いていると、汗がどんどん吹き出てくるし、ミネラルウォーターを片手に歩いていました。しかしよくよく聞くと、断食中は水も飲めないのだとか・・・帰ってきてわかったことなのですが、つばも飲んではいけないのだそうです。ちょっと気の毒で遠慮がちに水を飲みながら、脱水症状になったしまうのではないか?とちょっと不安になったりもしました。しかしなぜかたまたま勉強しに伺ったセラピストはイスラムのかたも多く、全然いつもと変わりなく難なく断食をおこなっていました。宗教的な教えの中は貧しい人の気持ちがわかるようにということもあるのかも知れませんが、逆に現代の飽食の時代に過食による成人病が増えているという日本にはこんなダイエットがあってもよさそうだと思いました。現にファスティングといって断食ははやっています。ラマダンの断食の方法は一日全く食べないということではありません。夜3:00にお祈りをしたあと朝の食事をしてそれから15時間だけ断食をするのだそうです。そして夕方の6:00には食事を取ってもよくて、6:00、7:00、12:00、とお祈りをし、朝3:00に起きてお祈りをしてから食事、昼12:00にお祈り、3:00にお祈りとお祈りは5回擦るのだそうです。しかしこの方法は考えてみれば、内蔵をキレイに浄化し、精神的にも修行しているようなもので、健康的にキレイになる方法になるのではないかと思うのです。現にこの方法をしていると腸が本来の活発な動きを取り戻してきて、食事のあとには大量の便が出るそうです。未消化の食べ物が腸内に残っていることのほうが血液をどろどろにする危険性があるのです。年一回のこのラマダンに学んで腸内をきれいにする断食法一ヶ月とは言わないけど、活用できるのでは、とかんがえています。