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カテゴリ:プロフィール
ゴールデン!
なにが? 免許が。 とうとう免許がゴールデン免許になったのですよ。 プロフィールにあるように、私の誕生日は5月10日であって、つい最近免許の更新に行ってきたのだ。 しかし、こと免許に関しては苦難の時代があったテレキャスです。 初めて取った免許が原付免許。この原付免許にて、速度違反を3回も喰らっているのである。やつらは大体通学時間帯の、一番スピードが出やすい大学前のストレートで張っていやがって、車の影に隠れやがって、制限速度30キロの原付を容赦なく取り締まっていやがったのである。貧乏学生から貴重なお金もむしり取りやがる。 そもそも原付が30キロ制限であるにも関わらず、乗用車と同じ公道を走っていること自体が間違っているような気がするが、とにかく45キロで車に抜かれながら走っていて、15キロオーバーという罪状で捕まった時にはぶちきれそうになった記憶がある。 捕まった際、必ず指紋をとられるのだが、その時は指紋を取ったインクをふき取る紙を警察にもらったあと、それを投げつけた記憶がある。昼休みだったのであろうか、署の奥のほうで将棋をたしなんでいた職員に「お前ら、職務怠慢なんじゃねーのか!」と、小声で叫んで出てきた記憶もある。 とにかく原付の速度制限を恨んだ時代。あんなもん、どう頑張っても30キロしか出せないエンジンを搭載しておけばいいのだよ。 ここで忘れてならないのが、俺を初心者講習にまで送り込んだ、驚愕の罪状。それは 「原付の駐車違反」 「そもそも原付に駐車違反なんてあったのか、はは、なにかの冗談だろう」と、寮に帰ったものだ。たしかに駐輪場に、自転車と並べて停めてあったのに、なぜ駐車違反などでつかまらなきゃあかんのさ。そんな気持ちであったものの、少し心配になって、先輩に相談したところ、「あんなもんは、ぶっちする人間が多くて、警察もそんなに相手にせんもんや。たくさんいる違反者の中から、適当にくじ引きかなんかで電話してくるぐらいだぞ。95%の確率で放っておいてよし。」とのアドバイスが。 そんな話しに安心し、勇んで違反のチェーンを切りにかかった。しかしこれがなかなかの固さで、ちびちびとワイヤーを切り離していって、何とか取ることが出来た。 記念写真なんかも撮ったりして。 「ふはは、俺は警察の暴挙に勝ったのだ!」 と、しばらくは安泰の日々が続いていた。しかし、ある日、その5%(なのかはわからないが、笑)がやって来る。 寮の自分の部屋の玄関ドアに電話当番の者が書いたと思われる一枚の張り紙が。 「○○署の方より連絡です。『直ちに出頭するように』とのことです。」 「出頭・・・」 出頭という言葉になにか犯罪の気配を感じてしまい、おろおろするテレキャスなのでありました。そして、もういてもたってもいられなくなって、直ちに出頭したい気分になってしまい、原付で行くのも心が引かれ、自転車に乗って指定の派出所へと向かったのであった。 「君!、自分のしたことは分かっているよね。」 と、やんわり話しかけられたものの、自分の疑問、なぜあそこが駐車違反なのかについて警察に説明を求めたところ、「それはTVでもお知らせしているし、看板も立てて、駅周辺200mは全て駐車禁止になっていることを伝えておる!」とのこと。 「そんなことは知らなかった。」と言いたいところだったが、俺は例の違反チェーンを切断してしまっていることもあり、「そうだったんですかぁ」ぐらいな事しか言えなかった。 「ところでそのちぎってしまったチェーンはどこにあるの?まさか捨てた?!」との問いに、 「大事にしまってあります。」と、自信満々に答えたのであった。 そして人生初の「始末書」というものを書く。っていうか、書くというより「あとなぜ」に近い。警察官の言う言葉をそのまま文面にする作業であった。もし、あのチェーンを破棄していたのであれば、裁判所行きだったことも知り、自分の「物捨てない精神」に助けられた。 そして先輩を呪った(笑) というか自分が悪いんだけどね(泣) そもそも、捕まった日が、博多までブッチャーズのライブを観るために駅に原付で行ったのだった。 そのライブでは、人生2度目のライブ会場でのバンドTシャツの購入。 確か「サンカク」のツアーだった。Tシャツにもサンカクだし。 生で聴く「襟が揺れてる」「6月と列車」。轟音の空圧が鳥肌をかすめる。やっぱりブッチャーズはこの頃の曲が一番いい。限定1000枚のリリースだった方のCDを持っているが、今日も聴いているくらいいいね。バンドの音が世界遺産的なレベルにまで到達しているような気がするよ。 まあ、そんなこんなで、半年で警察に5万以上も寄付してしまったテレキャスですが、その甲斐あってのゴールデンなのかもしれない。 そういえば、その先輩(今ではお医者さん)に、2日前から続いている頭痛について相談したところ、「たぶん、吐きもしてないのなら、絶対大丈夫だと思うぞ。脳の腫瘍とかだったら、もう終わったなと思っていいから、必ず死ぬから。でもな、どうしても痛みが治らないんだったら、お祈りしなさい。」とのアドバイスが。相変わらずステキ過ぎる。頭もきれて冗談もきれる。そんな人になりたいもんだ。今年も夏には博多に会いに行こう。あのセブンスターの先輩に。 「あとはロックに打たれて眠るだけ」 ♪本日の一曲♪ ブッチャーズ/「名も知らぬ星」 イントロのベースのうねりが頭痛に響く。名曲。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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